2011年3月31日木曜日

【山行報告】霞沢岳西尾根

【山行報告】霞沢岳西尾根
日時:平成23年3月26・27日
山域:北ア 霞沢岳西尾根
メンバー:横田、中村、浅瀬、福田(福井ベルグラ)

今回の山行は、震災の影響で不便を強いられている横田さんの慰労と、新人の中村さんのバリエーション入門と、自転車に乗ってばかりの福田さんを山に引っ張り出すのと、私の久々にザイルを持った山行をしたいとの希望をゴチャマゼて立てた計画。
「槍穂の展望台」と称される霞沢岳山頂、その景色を見にいきましょう。

3月26日
うっすら雪の積もった平湯温泉バスターミナルに7:20到着し、横田さんの車に横付け。
前日Telでお願いしてあったタクシーに乗り込み、釜トン前へ。安房トンネル無料化実験のお陰で、2,500円也。
 



斜度11%の真っ暗な釜トンを歩いて抜けるのはこの季節の風物詩、山屋の特権だ。
「私、上高地の方って初めて来ましたー」と中村さんは嬉しそう。
自分も初の釜トンは歩いて抜けたのだよ。
初めて来た時はもっと斜度がきつくて、もっともっと長く感じた釜トンも、あっさり抜けてしまった。慣れかね?



日帰りで上高地散策をするというPを追い越し、土木事務所から電柱に向かって尾根に取り付く。
尾根上はクラスト気味の上に新雪が乗ってて歩きにくい。
早々にアイゼンを装着し、先頭を交替しながら急な西尾根を順調に高度を上げていく。
天候は高曇り気温は低く雪はパウダー。
「これは山スキーだと最高だね」とは横田さん。

上部では尾根が痩せるので、その手前でテン場を確保しないと、とキョロキョロ探しながら歩く。
12:40、h=2388でココゾ、という所を見つける。
時間はちと早がこれ以上いくと頂上までテン場は無い。
斜面を整地しテントをはり、中に潜り込むと風が遮られるだけでホワッと暖かい。
すいとん鍋 中村さんとこの家庭料理


ラジオが流れる中、お互いの近況などを話し合いなあら水を作る。
ゆったりと時間が流れる。
至福の時を仲間と共有する幸せなひととき。

火を落とすと寒くなるので、早々にディナータイム。
「中村さん、今日の食事は?」
「本当はスイトンのホウトウ鍋にしたかったんですが、カボチャが売ってなくて、ただのスイトン鍋です。」
スイトンの素をこねて鍋に投入。
モチモチとした食感も美味しく、何より軽量なのがヨシ。
19:00、お腹も膨れたので、寝ましょう。
Zzz・・・

3月27日
5:00起床。この上なくよく寝ました。
3月末とは思えないほどの冷え込みに、福田さんはペラペラシュラフで寒かったそうな。
朝食を済ませ、荷物をデポして出発です。

アイゼンが雪面にサクサク決まり、気持よく高度を上げていく。
振り返ると焼岳、涸沢カール、奥穂の峰々が少しずつ高度を上げながら展望を変えていく。
見下ろす雪原には梓川の一条の流れ。
ほほに突き刺す風が冷たい。

 




ちょっとした岩稜は、せっかくなのでロープを出して通過する。
リッジを過ぎると、霞沢岳の頂上も指呼の間だ。



「着いたー!」
頂上で握手を交わす。
自然と笑みがこぼれる。
谷筋はガスが湧きはじめてきているが、上空の大気はキンと澄み、穂高の峰々、襞の一つ一つがよく見わたせる。
「ここから槍は見えないんですね」ちょっと残念。

記念撮影を済ませると、お日様もあって気持いいがあまりに風が冷たいためそそくさと下山にかかる。
登りでザイルを出した岩稜は、右手から巻いて下りる。
あっという間にテン場に帰着し、しばらく休憩。
ふー、楽しかったねー。


荷物をパッキングして下山しましょう。
所どころ尾根が分岐する箇所で迷いそうになりながらも、昨日のトレースをたどって下山していく。
雪が腐ってアイゼン団子になって難儀しながら焼岳を正面にドンドン高度を落とす。
「あの正面の沢筋を昔山スキーで下った」
「焼岳の頂上でガスを吸ってたちまちバテた事があったなー」
などと話ている時、『ズズズ・・』
「エッ、地震?!」
「縦揺れ?直下型や!」
焼岳が噴火する前に下山してしまいましょう。
無事に土木事務所に下り、釜トンを抜ける。
バスを待つ事も考えたがタクシーの方が早くて安いでしょう、と昨日のタクシーに電話すると10分程度で来てくれた。
後は定番コースの、平湯の森(500円)で汗を流し、よしもとでカツ丼(950円)を食べる。

横田さん、遠く東京から来ていただきありがとうございました。
福田さん、楽しい山行でした。ありがとうございました。
中村さん、バリエーション入門を果たした事だし、これからバリバリ頑張ってください。


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2011年3月27日日曜日

【山行報告】赤禿山〜里山新雪滑降〜

時 3月27日(日)
メンバー 髙橋、吉野
ルート 山ノ坊集落〜大峰峠〜北東尾根↑〜赤禿山〜北面↓〜(登り返し)
    〜赤禿山〜北東面↓〜林道↑〜大峰峠〜山之坊集落
概要
以前から気になっていた赤禿山。前日からの冷え込みに新雪の可能性を
信じて訪れてみると、標高が1100m程度とは思えないほど滑りがいが
あった。

山之坊は雰囲気のある集落。そこの裏山といった感じの山が赤禿山。
新雪期のツアールートとして人気があるようであるが、その人気の理由が
分かった気がした。

北東面の滑りは視界不良でいまいちでしたが、雪に埋まった明星の岩壁を
眺めつつ、登り返しを含め北面と北東面あわせて1000m程、この時期に
しては質のよい新雪を堪能できたので満足でした。

コースタイム
山之坊集落7:30〜赤禿山山頂9:30〜北面700m地点10:10
〜(登り返し〜山頂11:50〜北東面〜林道12:50
〜大峰峠13:20〜集落13:30


  
集落奥の取り付き地点      ブナの疎林を行く

  
北面の滑り          明星を背に登り返す 


  
2度目の赤禿山           巨大雪庇


大峰峠
こんなに電線が近い


2011年3月24日木曜日

【山行報告】経ヶ岳宿谷川〜カチカチ雪ともさもさ雪に苦しめられる〜

日時 3月19日(土)
メンバー 髙橋、浅瀬
ルート 奥越少年自然の家〜宿谷川↑〜杓子岳〜中岳〜経ヶ岳
    〜池ノ大沢↓〜中岳〜杓子岳〜宿谷川↓〜自然の家

2年ほど前に足しく通った荒島岳から見える経ヶ岳の南面は
いずれ、山頂からダイレクトに滑りたいと思わせるものだった。
そして、今回、完璧な形ではないものの一応その思いを果たす
ことができたのでした

朝5時にヒメ神社に集合して、登り口である少年自然の家に向かう。
道中、花粉を飛ばす杉を見かけると鼻がもぞもぞするのであった。

7時少年自然の家発。先行者1名あり。しばらく林道をすすみ、
堰堤2つを右岸からまく形で宿谷川に降り立つ。一度、スノーブリッジ
を渡り左岸にわたりそのまますすむと林道と交差する。

宿谷川の登りの様子その1

こからは台地状の疎林を登り、最後は急登をこなして杓子岳着
9時30分。思ったより時間がかかってしまった。

宿谷川の登りの様子その2

これより、正面に目指す経ヶ岳をのぞみつつ稜線をすすみ、中岳
を越え鞍部に達する。クトーのない僕は板を担ぎつぼ足で、浅
ちゃんはおニューの板に新品のクトーをつけて頂上を目指す。
風でカチコチになった斜面はどちらにしろ登りにくかった。

10時40分頂上着。風が強く、また、天候もよろしくないので
そそくさと滑降準備を始める。

パートナーはカチカチ斜面を嫌がり東面の谷を希望するが、ここは
心を鬼にして初志貫徹と言わんばかりに問答無用で池ノ大沢に進路
をとった。

山頂にて

まあ、滑ってみたらカチカチで怖いのなんの。なんとか滑り終えて
パートナーが無事に滑り(?)降りてくるのをしばし待つ。

 
滑降ライン           上部拡大図

滑りきったことろでしばし休憩後、中岳に登り返し、往路を戻る。
宿谷川の上部は疎林の斜面となっており、雪がよければ楽しげな
ところであるが、今回はあいにくの重雪状態。やはり北陸は・・・。

保月山をバックに宿谷川上部の様子

滑りにくい雪質で、二人とも大転び。転べば転ぶほど足が疲れ、
パートナーは一度川に落ちかけた!!(その姿に大爆笑!!)

あわやドボン!惜しい!

もと来たトレースを忠実にたどりつつ、13時30分少年自然の家に
帰りついたのであった。

2011年3月17日木曜日

東日本大震災

東日本が未曾有の災害に襲われました。
TV・新聞等を見ても今なお被害の全容も把握できない状況のようです。

当めっこ会員で、被災された方がいるとは現時点では聞いてはいませんが、
会員・会員OBの家族や友人・知人の方で、きっと今なお不便な生活を送られている方がいることと思います。


節電ポスター
節電を呼びかけるポスター
西日本に住む私達は、節電の協力すらできません。
それでも、それぞれに出来る事があるかと思います。
少しでも募金を行う、復興を祈る事も大切です。
今の自分の生活や仕事をしっかりする事、これも大切な事だと思います。

そして、私たち山岳会に出来ることは、今は安全に登山を行う事なのだと思います。

地震に遭われた方々に、一日も早く、普段の生活が戻りますように。
一日も早く、心の平穏が戻りますように。

心よりお祈りしたいと思います。

2011年3月15日火曜日

【山行報告】黒姫山〜おいしいとこ狙って一人旅〜


日時:3月5日(土)
メンバー:髙橋
ルート:黒姫スキー場〜黒姫山外輪山〜東面↓〜(登り返し)〜
    外輪山〜北東面↓〜林道〜スキー場

概要:
当初は上越へ遠征する予定であったが、前日までの仕事が忙しく、また一人での行動となれば、片道400kmを超える遠出は嫌になる。で、新雪が腐る事なく楽しめるであろう樹林の発達した黒姫に向かう事にする。

スキー場トップからラッセルが続く。いずれ誰かが代ってくれるかと思いきや、結局最後まで一人で上りつめたのであった。

リフトトップより見上げる東尾根

外輪山より望む妙高、火打山

東尾根は前も滑っているので、狙いは北東面である。が、ここまで来て一本だけではもったいないので、登りのトレースが使えそうな範囲内で1本滑る事にする。しかし、意外と日射が強いのか東面の雪は出だしの100mほどでだめになる。

400mほど滑って登り返し。次こそはと思い、北東面に滑り込む。こちらはさすがに日射が弱いのか300mくらいはいい雪質であったが、薮の濃さが気になるところであった。

北東面中間部の様子

しばらくすると、杉の植林に出くわし、そのまま細めの沢を抜けると林道に出て北東面は終わりとなる。黒姫の定番はやはり東尾根である理由が納得できた。

【山行報告】白馬乗鞍岳〜1度で3度楽しめる〜

日時:2011年2月26日(土)
メンバー:髙橋
ルート:栂池スキー場〜白馬乗鞍岳〜東面↓〜天狗原〜親沢↓〜
    若栗の頭〜黒川沢↓〜白馬乗鞍スキー場

概要:
スキー場駐車場には新雪が30cmほどある。天気もよく、絶好の新雪滑降日和である。これは滑りが楽しみだ

シーズンはこれで3回目の乗であり、歩きなれた林道を行く。ラッセルが必要かと思ったが、コース整備の一環で圧雪してあった。

林道から望む白馬乗鞍岳の様子

一人で行けば休憩時間が短くなり、あっと言う間に天狗原。山頂部は雪煙があがっており、あまり期待はできないが頂上に向かう。山頂より東面を一滑りするが、風にたたかれた斜面は固かった。

まずは東面を1本!が、予想通りカチカチ。

天狗原より親沢源頭部に移動し、いざ滑らん。ここは吹きだまりになっているのか雪質もよく、なかなかの傾斜であり満足いく滑りができた。

親沢源頭。かなりいい斜面!
残念ながらファーストトラックを逃す。

そのまま親沢を滑り、ヒヨドリ峰の裏にあるルンゼと合流したあたりから若栗の頭方面へ上り返し。太板は重いので辛いものがあるが、天気がいいので楽しく進む。

若栗の頭付近にて。遠くに鹿島槍。

登り返してから黒川沢に滑り込むが、標高が低いせいか雪がいまいちであり残念である。このルートの最後は、スリット状の堰堤をくぐり抜けて林道に出る事になるがこれが意外と面白い。

ルートの終わりはスリット式ダム。
スリットの間を滑り抜ける事ができる。

白馬乗鞍スキー場に出てからは、無料のシャトルバスにのり栂池に向かったのであった。


2011年3月8日火曜日

【山行報告】白峰 ナナコバ山(中退)

日時:2011年3月5日
メンバー:浅瀬、福島、(梅田)
山域:白峰 ナナコバ山

今シーズン、白峰の大嵐山砂御前山と山スキーで登ることができた。
となると隣のナナコバ山を登って「白峰3部作」を完結するのだ!
と臨んだ山行でしたが、想定したルートがとれず(吊り橋が無かった)、サブプランルートにとったナナコバ山南西尾根(キヤヌキ谷左岸尾根)は細尾根+樹林の難ルートで撃沈。
スゴスゴ引き返して来ました。
折角の晴天と新雪だったのに残念。
必ずやリベンジをするのだ!
(誰か付き合って下さい)

h=1080より下は快適ツリーラン

2011年3月1日火曜日

めっこ総会開催します

日時:3月12日(土)18:30~
場所:労山事務所

総会議案書は、3月3日発送します。
会員の皆さん、どうぞふるって参加して下さい。

北陸地区雪崩講習会開催

2月19・20日で、立山山麓スキー場で北陸地区雪崩講習会が開催されました。
めっこからは、講師として3名、受講生として2名、スタッフ1名が参加。
当日は天候も良く、講習会日和。
肝心の雪質は、「安定」。
滑るには全く問題ナシですが、講習会の為の弱層が顕著に見られなくて残念。
本当は弱層でスパンと切れると気持ちいいんですけどね。
ピットを掘って断面観察です。講習会の風物詩
ビーコン捜索中。15分以内に見つけるべし!

セルフレスキュー研究会

セルフレスキュー研究会の報告です。 日時: 平成29年6月10日(土) 場所: 倉ケ岳 メンバー: A瀬、S田、T橋、T原   天気予報では10時から雨予報。 ならばと早朝に岩場に集合し、セルフレスキュー研究会を開催しました。 懸垂のバックアップは、ビレイ...