2014年2月25日火曜日

『山歩きでリフレッシュ』は科学で証明できる


昔、「県連ニュース」2010年6月号に寄せた文章を発掘しましたので、こちらにも掲載します。

「セロトニン」ってご存知でしょうか?

最近、健康を扱ったテレビでもよく取り上げられるようになったホルモンの一つで、心や体のお休みにとても深く関係するホルモンです。
『脳内の神経伝達物質のひとつで、ほかの神経伝達物質であるドーパミン(喜び、快楽)、ノルアドレナリン(恐れ、驚き)などの情報をコントロールし、主に精神を安定させる働きをしてくれる物質。』なのだそうです。
このセロトニンが不足すると感情にブレーキがかかりにくくなるため、ストレスを強く感じたり、うつ病になりやすいなどといったお話も。

さて、なぜこの「セロトニン」の話をするのかと言いますと、何かとストレスの多い現代社会。

癒しを求めて山登りをされる方も多いと思いますが、実は、山登りはセロトニンアップに実に有効的なのですよ。
セロトニンは一定のリズムの刺激によっても分泌促進されると言うお話があって、事実、ウォーキングを始めると、15分程度でベータエンドルフィンが出て、その後続いてセロトニンが分泌されるそうです。
そう!山登りもましくこれ。
山に登って、気持ちのいい空気と景色を堪能し心地良い疲れと共に心身共にリフレッシュ、というのは科学的にも証明できる脳内物質の働きも大なわけです。
ちなみに、成功者と呼ばれ時間が全然ないだろう!っていう人こそ、日ごろの運動を大切にするそうですが、彼らはこれらを潜在的に知っているのでしょうね。

2014年2月24日月曜日

石川県勤労者山岳連盟 第49回定期総会

日時:2,014年2月23日

石川県勤労者山岳連盟の第49回定期総会が開催されました。


石川労山の2014年度体制のスタートなのです。

2014年2月19日水曜日

2014年2月遠見尾根

日時:2014年2月10・11日
山域:北ア 五竜岳遠見尾根(西遠見山まで)
メンバー:K村(単独)

遠見尾根全景

厳冬期鹿島槍北壁


テント設営時にポールが1本折れてしまいました(悲)。

2日目五竜岳

日の出

日の出 2

早朝の鹿島槍


西遠見山登頂

テント撤収

尾根ラッセル

2014年2月18日火曜日

北陸地方雪崩講習会

日時:2014年2月15・16日(土・日)
場所:立山山麓スキー場、立山少年自然の家

第17回、北陸地方雪崩講習会が開催されました。
今年の受講者数は、これまでで一番多数となる30名!
それだけ『雪崩』に対する意識や注意が、冬山をやる人の間に高まってきているのでしょう。

めっこ山岳会からは、講師2名+受講生2名が参加しました。


1日半、みっちり雪まみれになって雪崩に対しての知識や技術が向上出来たかと思います。
7:30 立山山麓スキー場で開講式

私は「山スキーコース」の講師として参加

川田先生による断面観察。今年は雪が少ない!!

シャベルコンプレッションテストの復習

ビーコン、ゾンデの練習です

2日目の机上講習
追記:
後日知りましたが、この北陸地方雪崩講習会を行っていた日曜日、白馬岳と野谷荘司山で雪崩事故が発生していました。
白馬岳では、無事に仲間に助けだされ、一命を取り止められました。
しかし野谷荘司山では、雪崩埋没後に掘り出された際には意識があったものの、その後、病院に搬送後に亡くなられました。
詳しい経緯等は不明ですが、雪崩事故にはヒューマンファクターが大きく関わります。
事故に遭う(起こす)確立を1%でも減らすため、私達は知識と技術を深める必要があるものと思います。


報告:A瀬

2014年2月13日木曜日

【山行報告】スノーウェーブパーク白鳥高原 山ボード

2,014年2月11日(火)建国記念日
メンバー:K、123
山域:奥美濃 毘沙門岳

奥さんに内緒でスプリットボードを購入したものの、なかなか天然地形にレイバックを決められない2014シーズン。
今期は強い寒波こそ断続的に記録されるが、降雪が極端に少なくて、滑りに行く候補地が見つからない。あと、雪崩で死にたくない。
そんな中、Kさんに土地勘の無い奥美濃エリアでのワンデイBCを誘っていただいたので、二つ返事、軽自動車で二人旅。
ここからは、純粋なスノーボーダーの目線からの山行記録をご覧頂く。

金沢を朝五時に出発し、高速と一般道を使ってスノーウェーブパーク白鳥高原CC(以下スキー場)へ到着。
スキー場頂上リフト降り場(1,180m)を出て目の前の雪壁をよじ登ると、そのまま正面方向に毘沙門岳(1,385m)が見える。
山頂から標高差200mほどがブナの純林で、その下には広葉樹とスギが混交している。
落葉後のブナは滑走斜面の地形が読みやすく、常緑樹のスギは滑走終了のサインになる。

天気は快晴で、気温は(おそらく)マイナス10度以下、これからスキーモードで標高差約200mのハイクを行う。
上りルート沿いから左手(東)を見ると、塚洞川(つかぼらがわ)に向かって滑り込む斜面が連続していて、道ばたからダイレクトにドロップできる。
いずれも滑走距離は短いが、樹林が少なく、斜度も適度にあるので、谷へ落した後にワカンやツボ脚で上り返すボード向きの面が続いている。
地形が良いので立て続けに2本滑るが、もなか状の雪に板が刺さって転倒ばかりするので、寄り道を切り上げて、11時ころに山頂に到着した。

二人で立山~穂高連峰、乗鞍岳を拝んで弱層テストの円柱を掘り出す。
30cmほどのよくしまった雪の層の下に薄黒く汚れたざらめが2層あるが、容易に動かず不安には感じられない。
雪崩で死なずに済みそうだ。

登頂後は本峰からの滑走に移る。
毘沙門岳は、山頂から四方に向かって放射状に尾根が伸び、 それぞれの尾根に挟まれる形で谷を形成している。
どの谷も比較的浅く、ほぼまっすぐに伸びていて見通しが良い。

スプリットボードを組み直して、北北西の谷から東に向かって順番にドロップする。
ブナの木立は間隔も十分にあいていて、スピードに乗った状態でも、自由なラインどりを楽しむことができた。
加えて雪質は上等、午前中のように表層を日光に溶かされていない北向きの谷には程よくしまったパウダーがノートラックで眠っていた。

滑ってはハイクアップを繰り返し、最後はスキー場と毘沙門岳間の鞍部(ハイクのルート)に合流し、すぐに下山した。
(あ、でかいカモシカ!)
標高差200mの行程は終始なだらかで、スノーシューでもアクセスできる山域としてマチガイなくおススメできる。

皆さん、スプリットボードを購入しましょう。



報告:123

2014年2月12日水曜日

北陸地方雪崩講習会の下見

日時:2014年2月11日
山域:立山山麓スキー場周辺

今週末2月15・16日(土・日)に実施予定の『北陸地方雪崩講習会』のため、現地の下見に行って来ました。
メンバーは、北陸地方雪崩講習会のスタッフの内、都合がついた9名。
講習場所である立山山麓スキー場にご挨拶の後、積雪量やコースの確認などを実施。
今年は例年にない程の寡雪。やはり積雪量は少ないです。

現地スキー場で確認の後は、宿泊施設である『立山少年自然の家』(とてもステキな施設です)に移動し、こちらにもご挨拶。
そしてそのままスタッフで最終ミーティング。

今日は天気が良く余裕を持って下見ができたのですが、今週末は天気予報が悪いようです。


『雪崩』というと自然災害のように思われますが、登山中に遭遇する『雪崩事故』のほとんどが人為的に発生させた雪崩によるもの。
という事は登山者の側で回避が出来る可能性があるという事です。
このような講習会により、少しでも雪崩事故を減らす事ができればと思います。

(カメラを忘れたため、写真はナシです)

2014年2月9日日曜日

山行報告 【2月 八方尾根

日時:2014年2月1日
エリア:北ア 唐松岳八方尾根
目的:①厳冬期の八方尾根を体感する。②赤布を張る練習。
メンバー:K村、T原(チャムラン山の会)
今年の初登山は見事な晴れ。山行は予定通りに進み、登頂に成功。そして無事に下山することができました。
厳冬の五竜岳は迫力があり、鹿島槍は双耳峰が美しかったです。当日まで準備に妥協せず、山行計画を慎重に練り、いままでの冬山山行の反省を踏まえ、臨んだ結果だったので、実力がついていることが実感できました。

<山行内容>
北陸雪崩机上講座の教材で天気図の見方を学習し、それをもとに決行10日前から毎日、トポ、新聞の天気図、ネットと気象庁の週刊天気予報、八方池ライブカメラをチェックしながら、T原さんとプランを組み立てる。
スキー場のゴンドラの始発が思っていたより早く、2人慌てて切符売場へ。
八方池山荘に到着。ワカンを着けいざ出発。強風で身体をもっていかれそうになりながらも、写真をとりつつ進む。前方には既に出発して歩いている人間がおり、3~4人ほど遠方に確認。
途中、公衆トイレの風下付近でアイゼンに履き替える。
第三ケルンを通過し、下ノ樺のダケカンバ帯に到着。
下ノ樺ジャンクション
ここで下山時に迷わないように赤布を雪面に指す。後方にいたスキーヤーはここで谷筋へドロップしており、姿が消えた。我々はここからさらに急傾斜となる長い坂をもくもくと登り続ける。

丸山ケルンに到着。
丸山ケルン
 T原さんの時計で予定より早いペースと確認。ここでピークハントできると確信。テルモスと菓子で一本とってから記念撮影。
背景の鹿島槍ヶ岳と五竜岳が美しかった。
ここから尾根が細くなる。強風で岩がむき出しの道が延びる。
ようやく山頂小屋に到着。そのまま唐松岳山頂を目指す。
山頂へ延びる尾根筋の右手に雪庇を発見。左からの強風のあおりが凄まじく、油断したら風とともに谷へドロップである。それはごめんと思い、アイゼンの刃を石道におしつけるようにガッガッと進む。
ピッケルを使って耐風姿勢をとりながらストップ&ゴーのリズムで歩く。
その途中、前方の2人とすれ違う。
山頂に到着。
唐松山頂から白馬岳

唐松岳登頂

T原さんとハイタッチをし、握手を交わす。登頂記念の撮影をする。これで今年の目標の1つが達成。とても嬉しかった。1月からこの日 までの1か月間、登頂のために時間をかけて強力なパートナーと確実な計画を練り、足りない装備を借りたり購入したりして準備したかいが あった。
山頂の風と太陽の光を2人で存分に味わってから下山。

山頂小屋の風の当たりにくい場所で一本。
帰るまで山行と気を引き締め直して出発。山頂小屋を後にする。
八方池山荘通過

ルートは往路と違う場所へ進み、傾斜の緩い谷をトラバース。少し気持ち悪い思いをしながら、道の途中にかかっていた網を超えて往路のルートへ合流。帰って調べたらそのルートは夏道ルートであるとわかった。
下界の写真を撮りながら進む。ガスの気配は感じられない。下ノ樺に到着。赤布を発見。尾根が二股に分かれていることがわかりやすい。そしてこれ から帰るルートが思った以上に、左に折れていることがわかり2人で少し驚く。尾根の下山でルーファイミスになる仕組みが改めてわかり、なるほどなと思っ た。
八方池山荘に到着。予定より早くこなすことができた。結局、山頂まで到達できたのは僕たちと他の2人だけで、それ以外の追い抜いた5人くらいの登山者とはすれ違わなかった。
山荘の外でアイゼンをはずし、ゴンドラに乗車。
今年初の登山はまことに充実した山行になったのである。
報告:K村

ベルクバハト救助訓練

日時:2014年2月2日(日)
場所:中宮温泉スキー場(跡地)
メンバー:ベルクバハト救助隊
 めっこ山岳会 A瀬、U島、K、K村、H三

雨の中、ベルクバハト救助隊の積雪期救助訓練を行いました。
場所は、中宮温泉スキー場跡地。

メニューは、先日石川労山で購入した、担架を用いた引き上げ訓練。
さすがに担架は底面がフラットで抵抗が少なく引き上げがし易いようです。

三分の一引き上げも、S原講師の指導のもと、様々な方法を試してみます。

またスノーバー、ピッケル、土嚢袋、スノーボーラーでの支点の構築も。
雪面を踏み固める事や、スノーバーの設置方法など様々に実践してみました。

特に土嚢袋は、雪袋にも使えて軽く嵩張らずしかも安価と、冬山には必須装備にしても良いのでは?と思える『使える』装備かと思います。

天候は一瞬だけ雲間から太陽が覗いたものの、ずっと雨。
う~、寒っ!という事で午前中で切り上げて終了となりました。





【山行報告】越前甲~加賀大日山

福井ベルグラのF田さんから、「越前甲に行こう」とお誘いをいただき、越前甲~加賀大日山に行って来ました。
前から白山系には珍しい越前甲の『鎧壁』には興味があったんです!



日時:2014年2月1日(土)
山域:越前甲~加賀大日山
メンバー:A瀬、F田(福井ベルグラ)

7:00に勝山に集合し、皿川沿いの道を除雪行き当たりまで行き、車を停めさせてもらう。
7:30 林道をしばらく進み、皿川を渡って少し行った所で、越前甲の南に伸びる尾根への上りに取り付く。
雪も危惧した程少なくなくワカンではやや急な上りを息を切らせながら登る。

南尾根の上まで出るとマッタリとした細尾根。雪も締まってるのでアイゼンで行きましょうか。

越前甲の鎧壁が目の前。そして遠く白山が青空の下に見えます。う~ん、イイですね~。
天気が良いので雪も緩んできた所でワカンに履き替えます。



鎧壁の細尾根はやや急、ブッシュを掴みながら登ります。
と、途中で先行者のトレースにぶつかります。野津又川方面から直接越前甲に突き上げる細尾根から登ってきたみたいです。なかなかマニアックですね~。
12:05 越前甲山頂到着。

風が強くて寒いの。少し下った所で休憩。
越前甲から北西に見えるなだらかなピーク、加賀大日山まで足を伸ばしましょうか。
少しのアップダウンはあるものの稜線散歩
13:10 加賀大日山到着。


少し歩けば避難小屋もあるので、この近辺でルートを探るのも面白そうですな~。
下山はh=1287の尾根から下の林道を目指します。
下りの尾根です。

ダベっとした広尾根を地図とコンパスでh=640を目指します。
15:10 無事に林道に降り立ち、林道をショートカットする尾根から下の林道へ。そして長い長い林道をウンザリしながら、16:50 車に帰着。
フ~疲れました~。

久々のワカンは足にきますね。山スキーとは微妙に使う筋肉が使うのかな?
お腹が空いた2人で『勝食』に入り勝山名物『醤油カツ丼定食』1200円を貪り食うのでした。