【山行報告】恒例の立山初滑り

日時:11月20日~23日
メンバー:横田、浅瀬、吉野、中村、(野口、梅田:さわわらし)

11月20日(土)晴れ、ドピーカン
朝、真っ暗な立山駅チケット売り場に並び、8:00始発のチケット(40周年記念で4190円が2520円に!)をゲット。
9:40には室堂に到着。
ドピーカンの空!雪を頂く立山!肌を刺す冷気!ウーン、タテヤマーッ!!

10:10 ドピーカンです!
 
4日分の重荷を背負って雷鳥沢へ。
日帰り軽装の、野口・梅田Pが雷鳥沢を登り始めるのを尻目にベース構築。

それでは早速行っときますか。と、約半年ぶりのシールを効かせて雷鳥沢に取り付く。
13:12 雷鳥沢を詰め上げる
途中で、野口・梅田Pが「ひゃほう」と滑り降りてくる。ニコニコですねー。

剣御前小舎から、剣沢を軽く一滑り。
が、見た目に反してモナカとフワ雪のミックス。さらにビンディングの調整不足もあってハデに転けました。

14:02 剣沢をひと滑り
登り返しての雷鳥沢は、シュプールだらけ。そこを時々板をガリッとさせながら滑り下る。

夜はビールとワインとウィスキーで更けていく(ほとんど私が持ち上げたのだぞ)。

18:49 満月に照らされる真砂岳

11月21日(日)晴れ、ドピーカン
晴れ渡った空の下、真砂岳への尾根をガシガシ登る。
2Pで頂上直下に到着。本日は中村さんが室堂に上がってくるので、お迎に行くためここでパーティー分け。
尾根横の日陰のパウダーに気持よくシュプールを刻む。いやっほー♪


横田さん・吉野は真砂岳から内蔵助カールを滑ったそうな。そちらも楽しかったとのこと。
雷鳥荘の手前で中村さんと合流。
「来れると思ってなかったのですごくウレシイです」とはこちらもウレシイ事を言ってくれる。

さて、中村さんはツボ足なので、私も兼用靴にアイゼン、手にはピッケルを装着。
では先ずは足慣らし、と朝登って下ったばかりの真砂岳への尾根に取り付く。
11:47
ここは先輩らしくカッコイイとこみせないとね、とガシガシ登ると途中でバテた。中村さん足強いわ。
13:09 真砂岳から

真砂岳ピストンの予定を、中村さんの歩きがしっかりしてるのと、天気もいいことだし別山~雷鳥沢へと周遊することに。

横田さんは土日で下山し、吉野とはテントで合流。
「立山の夜は寒いぞー」と冬山泊り初体験の中村さんをさんざん脅したが、曇に覆われた立山は暖かかった。


11月22日(月)強風と強雪
天気予報は悪い上、見上げる空にもドンヨリ雲。
奥大日岳へとピストン計画だが、とりあえず行けるところまで行こうか?、と山スキーとワカンとを装着して出発。
途中で稜線が痩せてくる所でしばらく悩む。
「行くべきか、行かざるべきか・・・」
メンバーの力とルートの困難さを考え、行ける&経験を積む事を選択。
「よしっ、ガンバだ」

途中で雲につかまり、降雪が強く、風も強く、どころか強風にバランスを崩しそうにもなりながら、頂上らしき所に到着。
視界が無くてよく分からん。
山は下山するまで終わらないんだからね、とスキーシールはつけたまま慎重に下っていく。

「風が強くて、冬山だーっ!て思いました」(by中村)
これも良い経験になったでしょう。

早々にBCに帰ってきたので、簡単にビーコンと滑落停止の練習。
が寒いので、簡単に形だけ触った感じで終了。こうした練習は繰り返しが大事なんだよ。


11月23日(火)ガスと雪、視界悪
7:07 夜間に20cmほど降った

夜半からの雪は20cm程か?
雷鳥沢を滑ったら気持いいだろうね。と後ろ髪を引かれる思いでBCを撤収。室堂で荷物をデポする。
軽く一の越~立山に行きますか、と出発。

8:16
吉野が4日目でさすがに足に来たようで、途中でギブアップ。
パーティー分けをして吉野はここで下山。

浅瀬・中村で一の越に上がる。
が、ある筈の小屋が無いぞ?とウロウロして、「あれ?ここ浄土山の下?」という事にようやく気付く。
「視界の悪い中を先行者のトレースに従ってロスト」という典型的な『ヤッチャイケナイ事』をやらかしちゃったみたい。
中村さん、いい勉強になった?

ここで浄土山に登る選択肢も考えたが、悪天に視界が阻まれルートが判別出来ず、ここは『勇気ある撤退』とする。

あとは下山して、亀谷温泉(600円)に入って、小矢部川の豚汁定食(900円)を食べて帰る。