【山行報告】北ア 飛騨沢

日時:2013年4月28日-29日
山域:北ア 槍ヶ岳飛騨沢-槍沢
メンバー:崎田、浅瀬、福田、多田

前日4月27日は季節外れの雪に襲われ勇気ある撤退!
そこでサブプランとして考えていた、飛騨沢-槍沢へ転身。
同じ新穂高温泉ベースだが、一端金沢まで帰って大急ぎで荷物を干して、再び同じ道を辿って新穂高温泉へ。まるで通勤路。

4月28日 晴れ
昨日と打って変わった青空に真っ白なスカイラインが輝く。
「真冬から一気に春になった!」



蒲田川林道右俣をシールでいき、新しいデブリを越えて槍平へ。
これで蒲田川林道の左俣・右俣を2日でコンプリート、ウレシクない。



計画では槍の肩までだったが、腐り雪に思ったよりも時間が掛かったため、大喰岳西尾根の末端(H=2300)にテントを張る。

 のんびり日向ぼっこし、景色を楽しむ贅沢なひととき。
テントに入るとザックからアルコールとオツマミが2日分出てきて酔っ払う。これも山の贅沢。






4月29日 ガスのち晴れ
夜半からの強風がテントを揺らす。
上空にはガスがかかる中、昨日のトレースに従いアイゼンで上っていく。
稜線は強風に煽られ、視界ゼロ。とりあえず小屋まで行きましょう。



小屋の中はストーブが焚かれる別世界。ふ~、温かいね~、出たくなくなりますな~。

槍沢を滑りましょうか。
多くのギャラリーに見られながら300mほど滑る。
再び板を担ぐ。この頃から風は相変わらず強いがガスが晴れてくる。
「槍沢から眺める槍の容姿がカッコイイー。写真でみたとおりだ!」と多田さんは大喜び。




それでは飛騨沢を下って帰りましょう。
広大なスケールの飛騨沢は好きなスポットのひとつです。


あとはテントを回収し、長い下りをこなして帰着した新穂高温泉は暑かった 。

GWの前半は、まさかの積雪(真冬の様相)から春のポカポカ陽気へと、寒暖差の激しい天候に翻弄されました。

報告:浅瀬