【山行報告】北ア 大日岳(バックカントリー)

日時:2015年5月10日
山域:北ア 大日岳
メンバー:A瀬、H三

4月末から個人的に忙しく山に行けてない。
まだ忙しいが、山に行かなければおかしくなる、と前々から約束していた大日岳にバックカントリー(山スキーとボード)に行ってきました。


6:50 称名へのゲートがちょっとだけ早く開いてくれて駐車場へ。
他にも山屋さんがいるが、山スキーを用意しているのは我々だけのようだ。
7:16


7:15 板を担いで歩き出す。
登山道はブッシュに板を引っ掛け難儀しながら登っていく。
この時期は仕方ないね。


7:29
猿の馬場下の雪面が思ったより硬く、ボーダーブーツでは雪面を蹴り込めず相方はアイゼンを履く。
称名滝方面を臨む。ガスが湧いて日本離れした景色です。
やっと雪が出てきてスキーを履く。
そして大日平に出ると一気に視界が開け、大日岳が望め「ヒャーきもちいい~わ~」と2人でテンションアップ!
9:37

10:48

 大日平から頂上へは約1000mの標高差。
体力不足と雪の安定を考えて、不要と思われる荷物をデポ(スコップ、ゾンデ棒、ヘルメット、等)、よし荷が軽くなった。
足取りも軽く、斜面に取り付く。

斜面も適度に緩みシールで問題なく上がっていくが、スプリットボードのH三は太板に難儀しながらついてくる。
上部でジグを切って登っていると、後続のツボ足パーティーに追いつかれててしまう。
この雪ではシールで登るメリットは無いので、板を担いで真っ直ぐに上がる。早い早い。
11:11 まだ二股の手前。この辺りはまだ斜度も緩い

12:15 上部は斜度も出てきます
 シールでは時間がかかるばかり、と板を担いで直登。

13:00 大日岳山頂到着!
12:59

 フ~、大日岳は積雪期に2度目です。
ふと無雪期には来てないという事を思い出しました。今度、夏にでも縦走しようかな。

山頂で相方をしばらく待ちます。
滑りは二股の左股の方を滑ろうかと思いましたが、取り付きまでブッシュを漕がなければならず、
「この植生をあえて踏むのはちょっと、、、」と二人の意見が一致し、登りの斜面に行くことに。

ここで新兵器『自撮り棒』に嬉しそうにスマートフォンをセットするH三。
大丈夫か?そんなん使ってて転けるなよ。
と思ったら早速転ける。
 「足元に注意が行かなかったんでコケました、けど大丈夫です」

その後も『自撮り棒』で撮影しながら下る。

13:45 『自撮り棒』を持って滑る。『GoPro』の方がいいんじゃない?

 途中で尾根をのっこして左股の方へ。
斜面はやや縦溝が見えるが、少しでも滑りやすい斜面を探して滑る。
13:50
大日平でデポを回収し、危うくルートを間違えそうになりながら牛ヶ首まで滑る。
さて、登ってきた登山道をそのまま下るか(間違いが無い)、
雪が繋がっている事を期待して称名の方へ下るか?
今年は雪融けが早いため
「ダメだろうからムリしないでおきましょう」
と話していたが、上から見る限りでは繋がってそう。
となると板を履いた弱みというかなんというか、
「行けるんじゃない?」
 と称名の方へ向かって滑る。

横滑りで石ころを避け、途中で2度ほど板を外し、雪割れを大きく迂回し、最後は細い雪の回廊を利用し、なんとか道路に降り立つ。ヨシヨシ。
あとは観光客の「何あの人達?」という好奇の目を「フフン♪」といなしながら
16:15 駐車場に帰着。
 フ~、楽しかったです。
赤が登り、青が滑り