【山行報告】大日川 アシガ谷

山行日:2015年7月19日(日)
山域:大日川アシガ谷(沢登り)
メンバー:A瀬、H三

台風11号が石川県上空を通過した翌日。
泊まりでの沢は都合がつかず、地図で前から気になってた大日川の支流へ行きました。
東二口の集落に車1台をデポした後、鳥越の入渓点に回り込み。

序盤は踏み跡、トラロープ、広々とした河原。
釣り人も相当入るのか、走る魚の影もまばら。
 



しかし二又を過ぎたあたりから、人の気配もなくなり、何度かきれいな魚体が走るのを見ることができた。
淵には主のような奴がいて、向こうから人間を眺めに出てきては、見飽きるともとの岩陰に引き返していく。

退屈な河原を休みなく歩き、小滝を無造作に越え、谷の3分の2が終了。
今日は早めに帰れると思い始めた矢先、いきなり10mのハング滝....右岸を慎重に巻いて、その上も連瀑。

そして足もつかない怖ゴルジュ、泳いで取り付いた先はV字谷に大岩が挟まった滝。
落ち掛けるもショルダーでなんとか越え、再び平和な瀬の相。

稜線を目の前にしても水が涸れない沢の涵養に感心。
全く藪をこがずに、白抜山南の登山道にポイと出て、1時間の歩きで東二口への集落へ。

下山後にデポ車両の鍵を忘れ、途方に暮れている所に、
通りすがりの山中山岳会様に「困ったときはお互い様」と快く入渓点へ送っていただき、なんとか明るいうちに帰ってこれました。

ありがとうございます、本当に助かりました。