【山行報告】スイス メンヒ(4107m)

日時:2016年8月6日(土)~16日(火)
山域:スイス
メンバー:A瀬、M(ブルーベル)
「夏にスイスに行きませんか?」との魅力的なお誘いにホイホイのり、有給休暇という名の核心を乗り越え約10日間の海外登山を楽しんできました。



8月6日(土)
名古屋空港への道がまさかの事故!
ドキドキしながらも名古屋空港には時間通りに到着。ホッ…
香港でのトランジット約10時間を街にくりだし楽しむ。
展望台から香港を見下ろし
九龍から香港の夜景を眺める


8月7日(日)
スイス チューリッヒ空港に到着!
一路、グリンデルワルドへ!!の筈が
乗る電車を間違え、
途中で2人はぐれ、
電車は事故で停まり、
と紆余曲折を経てやっとグリンデルワルドへ。
キャンプ場「アイガーノルドバンド(アイガー北壁)」というその名の通りアイガー北壁を望むキャンプ場でテントを貼る。
街のmont-bellに寄ってみます。こちらには、めっこOBのK子さんいらっしゃる筈・・・と思って聞いた所、「昨年本社に帰国されました」との事。うーん残念です、お会いしたかったです。
食堂車でカンパイ♪
アイガーとグリンデルワルトの街を車窓から
グリンデルワルトの駅に到着!

グリンデルワルト駅前から。真正面はヴェッターホルン

アイガーノルドバンド=アイガー北壁というキャンプ場。快適です。
寝しなにアイガーを夜間撮影 ミッテルレギ小屋とアイガーバンド駅の明かりが。 SS20秒、f=2.0、ISO1600

8月8日(月)快晴!
朝っぱらからアイガーの眺めが素晴らしい!!
しかし寝てる間に、キツネにテントを破られる。寝る時に食料を袋に入れて足元に置いてあったのを嗅ぎつけられたみたい。悲しい(ToT)
足慣らし(総延長15.5km)と高度順応(最高2681m)を兼ねてトレッキングへ行きましょう!
ルートは、『グロッセ・シャイデック~ブルアルプス』
「これぞスイス!」という景色を堪能できました。
再度mont-bellを訪問し、「リペアシート」を購入。助かりました。mont-bellさまさまです。
ベリリとキツネにヤラれました。翌日からは食料はザックに収納しました。
トレッキングルートはよく整備されています




眺めのいい山小屋でカンパーイ! ビールとチーズがウマイのです

キャンプ場のディナー。coopで買ったパスタ、チーズ、ゆで玉子、そしてワイン♪


8月9日(火)曇りのち雨
ショートトレッキングへ。ルートは、『メンリッヒェン~クライネ・シャイデック』
一瞬晴れた雲間から眺めるアイガーと、眼下の氷河地形に興奮しますね。

そして夕刻から土砂降りの雨。。。
(どうやら寒気が入ったようです)
アイガーがガスガス・・・

雲間からアイガー

氷河が削った谷地形。クライミングエリアがあるらしい。

8月10日(水)曇り時々雨
ガイド(グルンドさん)の車に乗り、ショートルートの登山。
「TIERBERGLI (2797m)」へ
人生初の氷河を体験!
地元山岳会の方々が雪訓(クレバス 引上げかな?)をしている。
どこの山岳会も一緒だなー。
早朝にガイドの車で移動します

登山口。10年くらい前までここには氷河があったそうです

氷河の上をアンザイレンして行きます

頂上に到着。ガイドのグルンドさんと。
地元山岳会?の雪訓。1/2の引上げをしていました。

8月11日(木)快晴
朝一の電車でユングフラウヨッホ駅(3454m)まで上がり、メンヒ小屋で荷物をデポ。
そしてメンヒ(4107m)へ!
ガイドにグイグイ引っ張られ、どんどん前の人達を追い抜き、岩場(簡単)とリッジ(怖い)をこなし、山頂に立つ。
幸い高度障害は出なかった。
天候とガイドに助けられてヨーロッパアルプスの一つに立つことが出来ました。
ありがたやー。
メンヒ小屋に泊まり、おいしい夕食とワインを飲み就寝。
ユングフラウ鉄道。映画「アイガー北壁」でも出てましたね

メンヒ小屋へ

正面の稜線がメンヒの取り付きです

岩稜帯はそれほど難しくない。取り付きが一番イヤラシイ

ナローリッジは結構ビビリました。Mさんは平気そうにスタスタ。
コンテで行きましたが、私にはとても止められるとは・・・。
ビールでカンパイです♪

小屋の夕食が美味しい

8月12日(金)ガス
暖気が入り、山はガスで視界が無い。
気候がクルクル変わりますね。
ユングフラウ(4158m)を目指すも、ルーファイが分からず諦めて下山。
ガイドの方とはここでお別れです。3日間、ありがとうございました。
下界は天気が良く、装備を乾かす。
ガスガスで視界ありません。しかたありません。

下界で天日干しします。

8月13日(土)晴れ
ガイドに教えてもらった近場の「ビアフェラータ」へ。
固定ワイヤーが張られており安全にクライミング気分が楽しめる。
アイガー北壁の気分を少しだけ味わえます。北壁はけっこう脆そう。
本当は専用のギアがありますが、シュリンゲと安環で。

アイガー北壁の端っこを登っていきます。

そして頂上!


8月14日(日)晴れ
帰国に備え首都ベルンへ移動。
世界遺産の街並みを楽しむ。けど暑い!
スイスの首都が「世界遺産」!この街並みを維持しているというのがスゴイですね。

8月15日~16日
帰路につく。


計画したアイガー ミッテルレギ稜(東山稜)は降雪のためダメでしたが、ヨーロッパアルプスに少し触れる事ができ良かったです。
機会があればまた行きたいですが、休みがなー。
丁度、朝方目が覚めたので星空撮影。ペルセウス座流星群で流れ星がビュンビュン流れました。

昴も。