【山行報告】小川山


3連休は北岳バットレスの予定でしたが、天気予報が思わしくなかったので、小川山としました。

日時:平成29年7月15日~17日
山域:小川山
目的:マルチピッチクライミング
メンバー:Kた、T原、ほか2

この3連休は北岳バットレス登攀のつもりで、準備をしていました。
週間天気予報を毎日チェック。
いつ見ても思わしくない予報。
前々日には早々とセカンドプランの小川山に変更してしまいました。

小川山は遠い。3時半に金沢を出発し、廻り目平キャンプ場到着が9時過ぎ。
キャンプ場にテントを張り、早速ガマルートへ向かう。

迷いなくガマスラブに着き、取付きで先行パーティーの登りを拝見。手こずっている。
1P目、やはりスラブだけあって、グレードの数字以上に登り難い。
トポでは細かくピッチが切られているが、その何ピッチかをまとめて登る。
向かいには明日登る烏帽子岩が見える。
先行パーティーを追いながら、ユルユルと気持ち良くクライミングを楽しむ。
早めに降りることができたので、烏帽子岩へ偵察に行く。結構近くて良かった。

夜はキャンプ場で反省会(と言う宴会)。
寝ようとテントに入ったところに、T橋さんパーティーが乱入(?笑)焚き火をしているとの事で、場所をかえて飲み直し。


二日目は5時起床。長いルートなので、早めに出発。
迷い無く取付きに到着し、準備をしていると、我々の後ろに2パーティーが到着。
後続が居ると、少々気忙しくなる。
1P登ると、先行パーティーが見えた。
1P、2Pと順調だったが、後々続パーティーに追いつかれ、「遅い」と文句を言われる。
しかし先行パーティーが居るからしょうがない。
コンテで歩いたり、リッジを歩いたり、懸垂下降したりと、変化に富んでいる。
ロープの引き上げは劇重。
噂どおりアルパインのようなルートだった。
終盤に雨が降ってきて、少し焦ったが、気付けば最終ピッチ。
下降ポイントに着きホッとする。


三日目はフリー。
クラックのルートをいくつか回る。
はじめは「小川山レイバック」。Kたさんはリード。他3人はTRで登る。クラック楽しい!
次に場所を妹岩に移して「竜の子太郎」と「カサブランカ」。
Kたさんは両ルートRP。
T原も「竜の子太郎」をリードするもバカ落ち。カムに助けられる。
Kたさんの「カサブランカ」は迷いもなくスルスルと完登。自身の成長を喜んでいた。
ほかの3人もTRで挑戦。苦戦しながらもクラックを満喫。
最後はマラ岩の「川上小唄」。クラックから一転、スラブが怖い。マラ岩のテッペンに登り、3日間の〆とした。

結局、雨らしい雨には合わなかった。もしかしたら北岳もイケたのかも・・・と思ったが、小川山も充実して、十二分に楽しめた。