【山行報告】北ア 遠見尾根(ラッセル訓練)


日時:2017年12月16日(土)
山域:五竜岳
メンバー:A瀬、S田、K・N(チャムラン)、I(フウロ)、H(元チャムラン)

目的は正月合宿に向けてのラッセル訓練。計画は一泊二日でしたが、想定外のトラブルで日帰りになり、色々と反省させられた山行になりました。

当日4時集合、WISH号に5人とザックをパンパンに詰め込み、五竜スキー場へ。
今は長野在住のHさんと合流し、テレキャビンと歩きでゲレンデトップへ。
我々以外は、山スキー2人組と関西からの8人パーティーが1組。

 
思ったより天気はいい。
ワカンラッセルも膝までの深さで、冬山ブランクありの私(S田)にとっては丁度よかった。
関西Pがなかなか追いついて来ない為、6人で先頭を交替しながらとトレースを刻む。
先頭に立つとそれなりにしんどいが、なまった身体に喝を入れているような心地よさもある。
それでも3周目の先頭ラッセルでは微妙に腿の内側がピクピクし、内心「ヤバイ!」と思いつつ、何とかだましだまし歩く。



小遠見を越え、関西Pの方々も加わり、大勢でのラッセルとなるが、関西Pは明日の荒天を見越し、少し戻ってテン泊するとのことで、お別れする。



 
我々は中遠見と大遠見の間、少し平らになったサイトを幕営地に決め、13時40分行動終了。
早速整地し、崩れやすい雪だが風よけブロックも積み、「さぁ、ジャンボテントを立てましょう!」
というところで、ガーン!何と、テントポールが違うことが発覚。
これではテントは立てられない、この雪では雪洞も掘れない。となれば残された選択肢は帰るのみ。
急遽荷物をまとめ、15時下山開始。
登りトレースはかなり残っており、暗くなるギリギリの17時にゲレンデトップ着。
テントポールを間違えた事に気付き、急いで帰り支度です。


真っ暗なゲレンデを下ります。圧雪車が働いている時は歩いてはいけません!!

 
すでに圧雪車がライトを点けてゲレンデ作業中。
圧雪車の作業員の方、下山後、パトロールの方にも
「今回のような下山遅れになった場合は、まずスキー場に一報入れること。圧雪作業中のゲレンデに侵入するのは非常に危険であり、絶対に止めて欲しい。スキー場としても、テレキャビンを待機させる等の措置が取れる可能性もあるので、早目に連絡を取ること!」とお叱りを受ける。
 
確かに、こちらとしては、なるべく迷惑をかけたくないということで、連絡しなかったが、スキー場管理者の立場に立てば、安全が最優先なのは当然であり、想像力不足だったと反省させられた。
装備チェックの重要さと共に心しておきたい。

ヘッデンでゲレンデを歩いて下ること1時間強。
すっかり冷えた身体を道の駅「ぽかぽかランドで温め、長野のHさん宅で大宴会(食材もお酒もありますしね)・宿泊(寝袋もありますしね)させていただき、翌日帰沢。