【山行報告】白馬乗鞍岳

日時:2017年11月25・26日(土・日)
山域:北ア 白馬乗鞍岳
メンバー:S田、U島、K村、A瀬

11月最終の週末は恒例の立山。の予定がここ数日悪天でアルペンルートは開かない。
という事で、サブプランの白馬乗鞍岳に転戦する事にしました。

11月25日(土) 雪
スキー場オープンが前日夕方のアナウンスだった為か、ゴンドラ乗り場も人が少ない。
ゴンドラ片道キップを「自己責任」で購入してゴンドラトップへ。
閉鎖されたスキー場をラッセルで登り、林道に上がると先行者1名のトレースが。
しばらくしてこの方とも合流し、5名でラッセルを回す。
自然園に到着し、テントを張って荷物をデポして、さらに上を目指す。

林道では脛ラッセルだったが、自然園 から上は太腿~腰ラッセル!
雪も重めでなかなか進まない(悲)。
それでも5人で力を合せて天狗原に立つ。
今年の初滑りを楽しみ、ベースに戻って宴会。
ゴンドラ乗り場は例年より人が少ない

ゴンドラトップからスタートです

太腿から腰!のラッセルなのです

天狗原から下の斜面にドロップイン!

もう少しで藪も埋まりそう

水作りの最中は宴会タイムです



11月26日(日) 晴のち曇
膝の調子が悪いU島をテントキーパーとして残置し、朝日を浴びて3名で出発。
昨日のトレースをかっ飛ばして天狗原へ。

その先も雪が落ち着いて足首ラッセルで白馬乗鞍岳の山頂へ。
山頂は強風吹きさらしの荒野。風で押されてスキーが進みそうだ。

岩陰に隠れてシールを剥がし、ガスで視界の効かない斜面にドロップ!クルクル目を回しながら下り、下部の方が雪も良くなり滑りを楽しむ。
あとは下りトレースを探しながら滑り下っていく。


もうすぐに成城大学小屋につく、という所で、「熊にやられた」という傷病者が!
たまたま後続パーティーにお医者さんがいて、手当をしてくれている。
周りは熊に襲われた方の血で真っ赤に染まった雪。
幸い意識もハッキリしており、手当をしながら救助を待っている状況。
「申し訳ありませんが、ご協力をお願いできませんか?」
との要請に「勿論です」と応え、救助の搬送ルートを確保するため、下りルートをつぼ足で踏み固める事にする。他のパーティーなど多くの方と協力してルート作りをする。
テント場に戻り荷物を片付けて下山し、ゲレンデに下った所で救助に向かうパトロールの方に会い分かる範囲の情報提供を行う。

あとは閉鎖された下部ゲレンデを重荷に脚をプルプルしながら下る。(幸い雪は繋がってくれていた。)

朝日がキレイですなー

今日はサクサク上がっていけます

白馬乗鞍岳山頂。風が強い~、寒い~

ガスで白い斜面にドロップインです!