日時:平成30年2月11日(日)~12日(月)
山域:戸隠 乙妻山
メンバー:Kた、K村
戸隠方面へ一泊二日のプチ合宿にいってきました。 当初雨飾方面を計画していたが天気が悪く、 二日前に相談して天候が安定していそうな戸隠方面に変更。
結果、 天国と地獄を味わった二日間でした。
2/11 乙妻山 北東斜面
テン泊装備を担ぎ小雪がちらつく戸隠の大橋駐車場を出発。 予定どおりに佐渡山コル下の河原にテント設営。
雪はちらつくものの雲が薄く明るい。
テント設営中に追い越していった二人組を追って乙妻山に向かう。 先行二人組は北東斜面を登り上げるルートのようでありがたくトレ ースを使わせてもらう。 パワフルな二人組でなかなか追いつかない。途中で先行者が落としたスマホを見つけ、 彼らがスマホを探しに戻ってきたところで合流。
そこからスネラッセルを4人でまわすが、 若い先行者にあおられてオジサン二人はヒーヒーいいながら登る。 途中で乙妻北側尾根にルートをとる先行者と別れ、 我々は北東斜面を二人でラッセルをまわして登る。
強風吹きすさぶ山頂に到着。 しばらく遅れてさっきの先行者も到着。
青空ものぞきだし滑走への期待が高まる。 風影で滑走準備して高妻山との鞍部からドロップイン。最高です! 雄叫びをあげながら顔までパウダーをまき散らして滑り降りる。 斜面、雪、天気がそろった天国でした。
後はテントまで戻るだけ。 駐車場まで帰る必要がないので気楽です。
テント到着後はウイスキーを飲みながらまったりして気分よく就寝 。
2/12 五地蔵山 北東斜面
朝起きると雪模様で10cmほどの積雪。
今日は東尾根経由で山頂に登り、帰りは北東斜面を滑る計画で6時 出発。小沢や起伏が多い複雑な地形をルー ト確認しながら登る。尾根はややヤブっぽい樹林でスネラッセル。 雪は降り続いているが視界はひどく悪いわけではない。 山頂下h=1900あたりで疎林のやや急な斜面に入る。
斜度のゆるい場所を選びながら登っていると、 いきなり私の山側の肩にドーンと雪の塊がぶつかり転倒して押し流 される。雪崩だ。
おもわず「出た~」と叫ぶ。 頭を谷側にしてゆっくりと流される背中や顔にドカドカと雪の塊が 被さってくる。 必死でもがいて体勢を入れ換え全身が出たところで停止。
流されたの は10mほど。
Kたさんも流されていてすぐ下に全身を出した状態で見える。 足首がねじれた状態で埋まっている私のスキーをKたさんに出しても らってホッと一息。
お互い無事で装備も失っておらずまずは安堵。 なぜかガッチリ握手を交わす。
しかし状況がよく分からない。 はじめは先行するKたさんが踏み出したと二人で話していたが薄いデ ブリははるか広範囲に拡がっている。 安全地帯に移動しながら山頂方向をみると、 稜線直下に幅50mほどの長い破断面があった。 雪崩末端からは100mほどの距離。
我々が斜面に入ったことが刺激になったのかは分からないが、 広範囲の雪崩の停止間際の末端で流されたよう。
それにしても流されるまで二人とも雪崩に気づかないのは不可解で 二人で首をひ ねる。
もう逃げ帰るだけ。交互に監視しながら樹林を選んで滑り降りテントに戻る。
朝は余裕があれば帰りに佐渡山も滑ろうと話していたが、 そんな気持ちは吹き飛び、 テントを撤収してサッサと駐車場に戻る。 神告温泉で体を温めた後、車中で反省会をしながら帰路に。
高速も猛吹雪で「もう雪はおなかいっぱい」でした。
【反省点など】
・五地蔵山では警戒がゆるんでいた。
・乙妻山の時点では最警戒で臨んでいたが雪の状態がよく、 その後の気温も低く安定していたので多少の降雪はあまり気にして いなかった。そのため、 五地蔵山登行中に小さな亀裂が入ってもよくある新雪状態だとおも ってしまった。
・雪の状態がよいと思われるときであっても、 小さな兆候も見逃さないようにし、 常にリスクを抑える行動をする必要があることなど話し合いまし た。
山域:戸隠 乙妻山
メンバー:Kた、K村
戸隠方面へ一泊二日のプチ合宿にいってきました。
結果、
2/11 乙妻山 北東斜面
テン泊装備を担ぎ小雪がちらつく戸隠の大橋駐車場を出発。
雪はちらつくものの雲が薄く明るい。
テント設営中に追い越していった二人組を追って乙妻山に向かう。
そこからスネラッセルを4人でまわすが、
強風吹きすさぶ山頂に到着。
後はテントまで戻るだけ。
テント到着後はウイスキーを飲みながらまったりして気分よく就寝
2/12 五地蔵山 北東斜面
朝起きると雪模様で10cmほどの積雪。
今日は東尾根経由で山頂に登り、帰りは北東斜面を滑る計画で6時
斜度のゆるい場所を選びながら登っていると、
おもわず「出た~」と叫ぶ。 頭を谷側にしてゆっくりと流される背中や顔にドカドカと雪の塊が
流されたの は10mほど。
Kたさんも流されていてすぐ下に全身を出した状態で見える。
お互い無事で装備も失っておらずまずは安堵。
しかし状況がよく分からない。
それにしても流されるまで二人とも雪崩に気づかないのは不可解で
もう逃げ帰るだけ。交互に監視しながら樹林を選んで滑り降りテントに戻る。
朝は余裕があれば帰りに佐渡山も滑ろうと話していたが、
高速も猛吹雪で「もう雪はおなかいっぱい」でした。
【反省点など】
・五地蔵山では警戒がゆるんでいた。
・乙妻山の時点では最警戒で臨んでいたが雪の状態がよく、
・雪の状態がよいと思われるときであっても、