【山行報告】白山縦走(白山神掛)+自転車作戦

日時:2018年9月23日・24日
山域:白山 
ルート:檜新宮参道→加賀禅定道→白山→別山→三ノ峰→鳩ヶ湯新道
メンバー:A瀬

3連休の沢上りの計画が天候でダメになり、白山に歩きに行く事に。
「ただ歩くだけではなー」、と考えて、独りで『白山神駆』をしようと考える。
しかし石徹白に下りてしまうと車の回収が難しくなるので、鳩ヶ湯に自転車を置く計画を立案。
コースタイムは約19時間。
自転車は約90km。

9月23日(日)
前日の出発が遅れ、自転車を鳩ヶ湯新道の登山口「上小池駐車場」に到着したのが0時ころ。
ここには自転車にと、寝袋と下山時の食料(パンとスポーツドリンク)をデポ。
それから道を引き返しハライ谷登山口に到着が2:00になってしまった。
車で少し仮眠、の筈がズルズルしてしまい、出発が3:40とかなり遅い。。。

檜新宮参道は初めて歩くコースながら、よく整備もされてて歩きやすい。
一箇所、先日の台風で倒れた大木が登山道を塞ぎ一瞬道迷いをしてしまう。
真っ暗です。ヘッテンを灯して歩く

陽が昇りました。キレイですねー

6:04 檜新宮 山スキーのハライ谷では何度か訪れてます。道中の無事をお祈りします。

7:40 奥長倉避難小屋 小屋の中には人が眠ってた。寝坊ですか?

左手に百四丈の滝を眺めながら歩く。
右手には予定していた目附谷があるが登山道からは見えない。
百四丈の滝の丸石谷も行ってみたい沢です

10:24 油池 60mほど下って水を補給します。

12:38 七倉の辻 ここまでにすれ違ったは下りの一人だけ(小屋に寝てた人はいたけど)。白山も砂防新道を離れると静か。

標高が高いところでは紅葉も見られます
 右足首を捻ったのか少し違和感がある事と、かなり時間を押している事から大汝峰はパスしトラバースルートをとる。
この時点では御前峰もパスするつもりだったが、分岐を前にして「やはり本峰は踏もう」と思い直して分岐を右に進む。

14:18 御前峰

鳶岩コースを下って南竜ガ馬場、そして赤谷で水を多めに補給(三ノ峰避難小屋でビバークにも備えて2.1L補給)して油坂へ。
油坂の頭で陽が陰り、別山を前に真っ暗。月も雲に隠れて月明かりは期待できない。
鳶岩コースから南竜ガ馬場、そして別山を眺める。遠い~

そして日が暮れる…

18:43 別山 真っ暗なお宮さんに手を合わせる。「無事に下山できますように」
真っ暗で先が見通せず、アップダウンに一喜一憂しながら進む。

20:14 三ノ峰
三ノ峰避難小屋に泊まっている方がたまたま外に居て、「中に毛布もありますよ」と教えてもらい泊まるかかなり迷う。(手持ちの装備はツェルトとダウンジャケットと断熱マット)
三ノ峰避難小屋。セオリーなら泊まるのが正解
自分と相談したところ、意外と気力・体力ともに不安がない。また明日の天候は確実に悪くなる予報のため、下山を選択する事に。
まぁ最悪でもツェルトに包まってビバークもできるでしょう。
三ノ峰からの道は整備はされているが結構切り立った道で気が抜けない為、慎重に下っていく。

22:12 六本檜 正直、ここまで来てホッとする。といってもまだもう少し先。

23:24 刈込池登山口
この登山口に降り立ってから駐車場までがとにかく長く気持ちが折れそうになりながらヘロヘロ歩いてようやく

00:06 上小池駐車場

自転車はこんなふうにデポしてないですよ。奥から引っ張り出してきた所です。
自転車とご対面です。長かった~、とへたり込み、上小池駐車場の無人のドリンク販売でファンタグレープ(100円)を買って、独りで乾杯する。
自転車で少し下った道沿いの東屋にタープを張って寝袋に潜り込み、熊に襲われない事を祈りながら就寝 Zzz。


9月24日
6:00 起床
東屋にタープを張らせてもらいます。ザックは動物のイタズラ防止に支柱に引っ掛けてあります。

7:16 自転車にまたがり出発。
勝山まではほとんど下りで楽ちん。難関の谷峠は、旧道を使うと交通量が少なく走りやすく楽しめる。
谷峠の休憩所で一休み

一旦下っての手取川沿いのトンネル群も、休日のわりに交通量が少なく助かった。
瀬女の道の駅で、水分補給をして一里野への坂道をヒーヒー言いながら上り、
14:19 ハライ谷登山口に帰着。つかれたー
ようやく車に帰着。長かったよ~
帰りに温泉に入り、ドロドロの汗だくのヘロヘロの体を湯船に沈め、長かった2日間の山行を振り返り、反省点ばかりが思い浮かびながらも、少しだけ自分を褒めてもやるのでした。