【山行報告】甲信クライミングツアー

山行日時:平成30年10月6日(土)~8日(月・祝)
山域:長野県・坊抱岩,小川山,山梨県・甲府幕岩
メンバー:S田,H多,M崎,T原(報告)

去年の秋に実施した、3日間の関西方面クライミングツアーの思い出が楽しく、今年の秋もどこかの3連休で、岩場を転々とするクライミングツアーをやりたいと計画。
当初は東海地方と考えていましたが、トポを見ると我々の実力では楽しめる岩場が少ないと自覚(笑)また関西方面かな~と、金沢クライミングウォールで、行ったことのない関西の岩場の情報をもらう(ありがとうございましたm(__)m)
しかし台風接近で、初日が関西方面は荒れるとの天気予報。急遽、東の方面へ・・・
天気予報では、初日は長野と新潟に晴マークだったので、長野の坊抱とし、2日目は小川山、3日目はその近辺を・・・とアバウトに決めた。

初日は風が少し強いが晴れ。朝の坊抱は誰も居らず、トポを見て、ウォーミングアプで、それぞれ思うルートに取り付く。
M崎・T原ペアは坊抱岩のウォーターシュート(5.8)で岩の感触を思い出す。
S田・H多ペアはシルバームーン(5.8)と思って取り付いたルートが、隣の温泉フェィス(5.10d)だったよう。
その後、Aボルダーの5ルートが手頃に見えたので、腰を据えて楽しむ。
クイックジャイブ(5.7),レインワルツ(5.9),スローダンシング(5.10a),カサブランカ(5.10b)をそれぞれTRにて。
その後オー・ルージュ(5.10a)に挑戦するも、みな玉砕・・・
ツアー初日はこれくらいにしといてやろう・・・と捨てゼリフ(笑)
その日の内に小川山・廻り目平に移動。川上村の「焼肉ふじもと」で焼肉定食を食べて腹ごなし。美味い肉でした。





二日目は小川山のマルチ。
M崎・T原ペアは「セレクション(5.8)6P」と「南陵レモンルート(5.9)5P」とし、S田・H多ペアは「烏帽子岩左稜線(5.8)18P」とする。

セレクションは朝1番に取り付けた。後続にせっつかれる事も無く、順調に登る事ができた。しかし2P目のスラブは恐怖でした。下降は屋根岩3峰と2峰の間に懸垂で降りるが、岩質のせいかロープが降りて来ない。力いっぱい引いて、無事回収。
時間もあるので、南陵レモンルートへ向かう。先行が荷物引揚げの練習をしており、さらに我々の前に1組。しばし待たされる。引揚げ練習のパーティーに追いつき、話を聞くと、ヨセミテへ遠征との事。若者よガンバレ!
3P目のクラックは幅が中途半端で怖い。息が切れたが楽しめた。
セレクション&南陵レモンルート 奇数P:M崎,偶数P:T原

S田・H多ペアの左稜線は、先行も後続もおらず。気兼ねなく楽しめたとの事。最終ピッチのチムニーがやはり核心だったよう。
各ペア、ちょうど同じくらいにテン場に帰着。お互いの話をしながら、今晩と明日の岩場をどこにするかミーティング。その結果、この日のうちに移動して、3日目は甲府幕岩とする。風呂に入り、また焼肉定食を食べて、みずがき湖ビジターセンターの駐車場へ移動。





ナビが指す甲府幕岩までの道が悪く、車が通れるか不安だったが、車がドロドロになりながらも到着。
この岩場は初めてだが、トポで登れそうなルートを楽しむ。3日目ともなると腕も疲れていて、低グレードのルートも難しい(ただ単に下手なだけ 笑)
ナベちゃん(5.8),イエローマウンテン(5.9),森の唄(5.10a),HIVE(5.10a アプローチ5.7と2P),ペンタゴン(5.9)
この日の朝、M崎君がギアラックとヌンチャクを昨日の南稜レモンの取付に忘れた事に気付く。帰りに廻り目平に寄り、取りに向かうも見つからず。ガッカリしながら、ショップ(カラファテとカモシカ)に立ち寄り買い込む。しかし、親切な方が金峰山荘に届けてくれていた・・・



「ユルユルと岩を楽しむ」というコンセプトのツアー。
小川山では少々ガツガツと登ったが、クライミングギアのショッピング有り、外食で美味いものを食べ、風呂にも入り、登ったルートも無理の無いグレード。コンセプト通りユルユルと楽しんできました。