【山行報告】会津方面BC

正月気分を引き締める意味で、長期休暇の最後の3日間で会津へ滑りに行って来ました。

日時:平成31年1月4日(金)~6日(日)
山域:安達太良山、西吾妻山
メンバー:H多、T原

年末年始に計画していた白山は、直前にノロに罹って行けず。せっかくの長期休暇に何処にも登らないのは寂しい…って事で、休み最後の3日間で、会津方面へスキー遠征してきました。

予定は、箕輪山・安達太良山・西吾妻山の三山。どの山もゲレンデからリフトやゴンドラを使ってのアプローチ。
初日は箕輪山。リフト二本乗り継いで向かおうとするも、山頂リフトが休止中。出鼻をくじかれた。しかし、山を見ると積雪は十分では無さそうなのと、特にこの山にこだわりは無かったので、あっさり取り止め。明日の安達太良山の偵察に切り替え、最寄りのゲレンデを下見。H多さんが滑り足りないと言うので、ナイターをやっている別のゲレンデで二時間ほど滑る。

2日目は安達太良山へ。リフトを乗り継ぎ、ゲレンデトップからスキーシールを付けてハイクアップ。五葉松平を歩き、くろがね小屋方向に周回するルートとした。東北の山は森林限界が低い。森林を越えると風がいっそう強くなる。予報では風速20mとのこと。吹雪いて視界も無く、条件は悪かった。先行パーティーに追いつき、トレースのお礼。しかし、そのパーティーは視界の無い悪天候なので、引き返すか迷っていると言う。私達は迷わず進む。そのパーティーも後ろからついて来た。
山頂は大きな岩がゴロンとあり、手前で板を脱ぎ、ツボ足で登る。標柱にはエビの尻尾が発達していて、書いてある文字は見えず。(多分、安達太良山と標高が書いてあったのだろう)風も強く、視界も悪いので早々に下山。くろがね小屋方向へ下山中、下から何パーティーか登ってきて、山頂の状況を聞かれる。やはり登頂に迷うような気象条件。お気をつけてと声をかける。下へ降りるほど、青空が見えるくらいに、天気が良くなってゆく。山を仰ぐと、山頂だけに雲が掛かっていた。



最終日は西吾妻山。こちらも最寄りのゲレンデリフトでアプローチ。濃い林の中をシールでハイクアップ。トレースも無くラッセルを回す。ラッセルと言っても膝下あたり、雪も軽くそれほど苦ではない。ほどなく西大巓という手前のピークに着く。ここでは偶然にも日食を見ることができた。風は昨日よりもだいぶ弱くなっているが、やはり視界が悪い。何パーティーか居たが、ほとんどはここでゲレンデへと帰って行く。我々はもちろん西吾妻へ。
真っ白な視界の中、一旦コルへ滑り込む。西吾妻へ登り返しとなるが、発達したスノーモンスターに行く手を阻まれる。スノーモンスターの間を縫うように歩くが、雪の吹き溜まりが細かいアップダウンになっていて、なかなか歩が進まない。山頂にも木が茂っていて、標柱も見当たらず、かと言ってここより高い所はなく、GPSで確認すると山頂らしいので、ここを山頂とした。帰りは快適に滑ることは出来ず、シールのままスノーモンスターの間を縫ってコルへ降りる。西大巓に辿り着き小休止。ここからが滑りの本番なのだが、やはり生い茂る木に阻まれ、思うように滑る事が出来ない。それでも今シーズン初めての、ふかふかなパウダースノーを楽しんだ。



どのエリアも雪が少なく、東北に期待しての会津でしたが、やはり雪は少なく、山の天候も少し思わしくなく、十分に楽しめたとは言えませんでしたが、年末ノロの鬱憤は晴らせたかな。