【山行報告】白馬岳主稜

日帰りでノートレースの白馬岳主稜を満喫してきましたので、報告します。

日程:2019年3月23日
山域:白馬岳主稜
メンバー:M崎、他1名
タイム:
1:30二俣〜3:20猿倉〜4:50白馬尻〜6:30八峰〜7:14六峰〜8:12四峰〜11:05二峰〜12:30白馬岳山頂〜14:00白馬尻〜16:00二俣

前日の夜に金沢を出発して白馬に到着すると雪が舞っており先が思いやられ、敗退覚悟で入山する。
この日は気温が低く雪がよく締まっていてワカンの必要はなく、とても歩きやすく、雪も途中で止んでくれた。
白馬尻で登攀具とビーコンを身に付けて主稜に取り付く。
この日の主稜はノートレースで雪がよく締まっているコンディションだった。
八峰辺りから本格的に主稜のリッジが始まり、良い雪質の中、手付かずの雪稜を楽しむ。
四峰辺りまではサクサクと歩を進めれたが、三峰辺りから雲行きが怪しくなり、ホワイトアウトアウト寸前までガスが出てきた。
しかも、三峰から先は視界不良・シェルンド・モナカ雪の雪壁の三重苦が続き、登攀ペースがガタ落ちする。
特に視界不良が致命的で尾根がよく見えず、ピッケルで目先の尾根の地形を確認しながらの牛歩での登りとなる。
二峰まで登ると少し視界が開けてきて、稜線の雪庇があまり発達していないことが確認できた。
最後の雪壁はロープを出して登るが、モナカ雪で登りにくく時間が掛かってしまった。
稜線に抜けると風が強くて寒いので一目散に下降を開始する。
大雪渓は上から下までカチカチに雪が締まっており、ラッセルの必要はなかったが、足への負担が大きく辟易とした。
白馬尻で登攀具を片付けて、嫌になるぐらいの長い長い林道を歩いて下山し、温泉には入らず金沢まで戻って会の総会に直行するが、眠すぎて頭が全く働きませんでした(お寿司が美味しかった事だけは覚えてる)。

雪舞う中、入山開始

主稜へのアプローチ中に夜が明ける

快適なリッジの登攀

ノートレースの尾根を楽しむ

途中から視界不良となる(写真は良い方)

最後の雪壁

山頂まであと少し

山頂はクソ寒い

大雪渓を下降する