【山行報告】白山系丸石谷

百四丈の滝見学(沢登り)丸石谷

山域:白山系丸石谷
メンバー:K村、I垣(フウロ)、N盛
日時 8月13−14日


以前からずっと気になっていた丸石谷を遡行してきました。
丸石谷の途中には有名な百四丈の滝があります。
今回のメンバーは同じ山岳会のKさんと他山岳会のIさん
Iさんとは先日の湯檜曽川本谷も一緒に行ってきました。仕事の為Iさんは日帰り。

6:30 山崎旅館前集合


最初は林道歩きなのでアプローチシューズを履く。


私はトレランシューズを愛用しています。

8:05 林道終点

オロロ は少しだが発生していたが、防虫ネットまで必要ではない。
ここでいよいよ丸石谷へ入渓

ひたすらゴーロが続く
単調な歩きが続く、気温も高いので深い釜を発見したのでダイブ!!


11:10
三段滝と黒滝前に到着過去の記録を見たら黒滝の巻道がかなりいやらしく、怖い思いをする事必須とあった。
今回はチェーンスパイクを使用。

右岸から残置ロープを目印にガレ場を登る
注:残置ロープはかなり劣化しているので、信用してはいけません。
そこから、トラバース


いよいよ黒滝が見えてくる。 非常に綺麗な滝である。


そこから岩を目標に更にトラバース


この時上に登ってしまうとハマってしまうと思う。
水平を意識!
また残置ロープを発見。そこから草付きを掴みながら登っていく。


登ると大きな木を発見。 そこまでいくと黒滝の落ち口に降りるルンゼが見える。懸垂下降が必要と聞いていたが、クライムダウンできる様子だったのでクライムダウンで落ち口まで40分ほど巻きに使った。
日帰りのIさん「これなら帰りも1人で大丈夫」との事

巻きが終わって百四丈の滝を目指す。

12:44
百四丈の滝に到着


桁違いのスケールの大きさ!! 意外にも釜が浅い。
壁がハングしているので、落ち口から空中にジャンプしている。
水が流れるという印象はなかった。

滝の裏側にも行く事が可能。
近くにいると水飛沫で体が水でびちゃびちゃになってしまう。

「本当にすごい」と三人ともに驚きを超えた感動を覚える。
今回goproを持って行ったのです、水中を撮影することに成功した。

13:15
Iさんとここで別れる。 少し高巻きに心配したが、彼女の経験値があれば大丈夫だろう。
ここから2人で百四丈の滝の左岸から巻きながら登る。

酷い藪漕ぎになる。
「あー嫌だー」と不満を吐きながらも、藪漕ぎを続ける。
沢に出る、ここから落ち口まで行こうと思ったが・・・
かなり切れている滝になっていた、参ったな汗


引き返して、1つ向こうの沢に向かってまた藪漕ぎ再開、無事予定していた沢に出た。

15:00 その後BPを発見 ビバーク


二日目

5:45
遡行再開
楽々新道へ詰めあげる為のルート工作

百四丈の滝の上部のルートは非常に楽しい。
プチゴルジュがあったり、泳ぐ場所があったりと退屈な下部とは違う。

6:30
せっかくなら記録にないルートで詰めたいとKさんと考えていたので枝沢に入る。
ここなら上手くいけば、最短で登山道に出れるはずだ。
薮薮と思っていたが、意外と快適な水線ルートが続く。
「やったぜ」と私。


ただそれから薮っぽくなる。 と同時に南へ行くはずが西へ向かう沢に入っていた。
まだ最短ルートのチャンスがあるが藪漕ぎの可能性が高い為「本流に戻りましょう」とKさんに提案。
「だな」と本流に戻ることに

7:30
本流に復帰。 遡行再開。
ここからはデカイ石が多い、ゴーロが続く。
面白い所は終わったかな。

9:00
楽々新道に繋がる沢を発見。下部は薮っぽくない。
上部は少し薮っぽい程度。
予想通り快適な藪漕ぎ。
いや藪漕ぎに快適などないか笑

10:00
楽々新道に出る。
長かったー。 一息ついて下山開始。
この楽々新道がまた長い、スタート地点まで6km以上ある。
気が遠くなる遠さである。
人気の少ないルートであり、下山中誰とも会うことはなかった。

13:55
山崎旅館前に到着
約4時間を要した下山が非常に辛かった。
気温も高いので不快指数もかなり上がっていた。
それでもKさんと一緒に帰って来れてよかった。
Iさんから連絡が入っていた、無事帰れたらしい。
これで丸石谷の山行が終わった。
完全燃焼できた!