【山行報告】飛騨沢から槍ヶ岳


日時:2020年3月1日
山域:飛騨沢から槍ヶ岳
メンバー:K村、N盛、A瀬
冬季 槍ヶ岳


22:00 金沢を出発する。準備に時間がとられて1時間しか眠れてない。。。
00:10 新穂高温泉に到着。バスターミナルの駐車場が開放されていた!ラッキーです♪
00:35 登山届を提出して出発。先発と思われるスキートレースとツボ足を追って蒲田川右俣林道を行く。
気温は高く快適。というか暑いです。
白出沢を過ぎてしばらく行って、HayakawaDr.を真似て河原に降りる。真っ暗で凸凹もあるが概ね歩きやすい。
05:40 槍平冬季小屋に到着。眠くてフラフラです。小屋に潜り込んで30分の睡眠をしましょう。Zzz...。ヨシ、随分楽になりました。
冬季小屋を出ると明るくなっていた。ヨシ、あとは飛騨沢をひたすら登っていくのみ!
順調に高度を上げていき、飛騨乗越の手前でカチカチが出てきたのでここでアイゼンに切り替えて板を担ぐ。
10:00 飛騨乗越に到着。
「どうする?槍に登る?それともこのまま滑ってもいいし」
「槍に登りたいです」とN盛くん。
では槍に行きましょうか。
荷物はデポして、ピッケルやウィペッドを手に持ち、槍の肩小屋へ。
ちょうど先行パーティーが槍から降りてきた所で、話を聞くと「緊張しました~」との事。
では我々も、と槍に足を向ける。
槍の登りはカチカチ雪にハシゴは凍り、鎖は雪の下。
K村さんとN盛くんはアイゼンとピッケルorウィペッドを効かせてサクサク登っていく。
A瀬は兼用靴にアイゼンが合わず、前爪が斜めにずれてしまう。正直怖い!
登りの途中で調整をしようとするがダメ。(Dynafit兼用靴のオプションに『Crampon Adapter』は付けてないのが原因です。)
どうしようもないので、途中敗退する事に。しかし下りも怖かった。。。
ほうほうの体で肩の小屋に逃げ帰り、3人で無事を喜び合う。
「これロープ、絶対要りますって!」
「正直、死ぬと思いました」

飛騨乗越に戻り荷物を回収し、上部のカチカチがイヤだったので少し歩き下ってから板を履く。
飛騨沢の超巨大斜面に向かってドロップイン!!
ヒャホー♪これがやりたかったんです!
しかし天気も良く気温も高いため、下部に行くにつれて雪は重く腐っていく。正直楽しくない。
滝谷からの下山ルートは、悩んだが沢筋の上りトレースは使わず夏道トレースをシールを付けて滑り下り、林道からは自動運転で新穂高温泉に下山(16:50)。
16時間行動でヘロヘロです。お風呂にも入らずに金沢に帰る。

00:35 真っ暗な新穂高温泉を出発

05:05 もうすぐ槍平

05:39 槍平避難小屋に潜り込んで仮眠

06:44 お腹が空くので歩きながらの食事です。

07:34 振り返ると中崎山に朝日があたってます

08:06 飛騨沢をドンドン上がっていきます。天気もよく無風快晴です。

09:32 飛騨沢の上部でカチカチ斜面がでてきました

10:38 槍ヶ岳です!でもカチカチだしハシゴも埋まってるし、イヤラシイ。ハーネスを持ってくればよかった

13:38 飛騨沢に滑り込みます!少しガスってきました。

13:38 広大な斜面!
 
13:52 気温が高いので下部は雪が悪くなってきました。

15:59 白出沢からは林道をボブスレーです