【山行報告】乗鞍岳

日時:2020年8月11日
山域:乗鞍高原三本槍〜乗鞍岳剣ヶ峰
メンバー:M宅(雄)

上までバスで行けるため山の対象から外れてしまった乗鞍岳。山自体は立派であり案外充実した登りが出来るのではと出掛けてきました。

乗鞍高原側のゲートがある三本槍で前泊、雨上がりに見事な虹が見れた。
登山道下部は先月の雨で通行止めなのでスカイラインを1時間辿ってから登山道に入る。中腹の位が原山荘までは歩き易いが、ここからは北アによくあるゴロゴロ涸れ沢風になりペースダウン。
さっき抜いて行った単独者が「この先道が無い」と戻って来て警察にも電話した、と。ただ赤ペンキを見落として直上してしまっただけで、こんなんで警察に言うのかと思ったが口にはしない。
剣ヶ峰への取り付きになるスカイラインバス停からもザレとガレで、ばっちり整備された道では無かった。ガスと強風、疲れで本気モードになる。眼鏡が濡れて見にくい。けれど人は多い。
何とか頂上タッチしてよたよたと下り、バス停へ。丁度バスが来るがここで乗っては山屋失格。といってゴロゴロ道を下るのも嫌でとりあえずスカイラインを歩く。バスはさほど通らず時折自転車が行き交う程度で結構快適。
位が原から山道に戻るつもりが、身体はアスファルトに適応してしまいそのまま車道をなぞる。
とはいえ次第に足が痛くなり、後1時間程の所でパトロールの軽トラに「どうしてもひどかったら乗っていくか」と声を掛けてもらうが思い切り痩せ我慢して辞退する。
今日トータル20キロ強歩いて分かった事は、乗鞍は元気なら自転車で、そうでなければバスで上るべし。
そういえば今日下から登ったのは他に4人だけだった。
夜は温泉プラス流れ星も見れ、翌日は朝風呂と蕎麦屋。辛くて優雅なバカンスだった。