【山行報告】奥峯奥駆道 大天井岳~大普賢岳~行者還岳

日時:2020年10月11日~12日
山域:奈良県 吉野~大普賢岳~行者還岳
メンバー:A瀬

2年前に紀伊半島を自転車で一周した時から気になっていた紀伊半島の山。
紀伊半島の山と一口に言ってもエリアが広い。熊野古道や台高山脈か?と調べていると『奥峯奥駆道』というロングトレイルが整備されている事を知った。
年次有給もとったし行ってみましょう!

土曜日。台風の影響で天気予報が悪い。。。とりあえず出発して、吉野の無料駐車場で車中泊。

11日(日)
曇り空にテンションが上がらず二度寝。
公園には桜が植わってるのを見て「これが本場の吉野の桜かー」などと感慨にふけながら、8:44 出発。
世界遺産の一角、吉野神社の門前町を延々と歩き、舗装された林道で奈良の鹿と遭遇し、金峯神社からようやくトレイルに入る。
吉野杉を眺めつつ整備されたトレイルを歩く。
知らなかったが、奥峯奥駆道は新型コロナのため先週で閉鎖されたそうな。そのため途中の茶屋や営業小屋もクローズ。おかげで静かな山歩きを楽しめる。
『女人結界門』が現れ、ここが女性の立ち入り禁止の山である事に今更気づく。けど誰も歩いてないからもし女性が登ってもバレないんじゃないかね。
山上ヶ岳の大峰山寺など修行場などを過ぎ、朽ちた大峰登山供養塔(33回や50回など登った記念に建立する塔)が紅葉に映える。
そして薄暗くなる頃、小笹ノ宿避難小屋に到着。
テントは持ってきているが避難小屋の方が楽です。しかしこの避難小屋、扉が壊れてますよ。。。

 

 

 


12日(月)
夜中に目が覚めて外に出てみると満点の星空!嬉しくなって写真を撮影してみたがうまく撮れなかった。残念。
と、そんな事をしていたら朝寝坊。
7:44 小屋を出発。
紅葉を楽しみながら、大普賢岳(h=1780)へ。紀伊半島の峰々が見渡せる。知らない山、登った事のない山と沢が沢山ある。
鎖場や急な下りなどを過ぎて進むと、行者還避難小屋に。部屋も沢山あって立派な小屋!
下りは天川辻からショートカットする下山ルートに入ります。
最初はテープと踏み跡があったが、それを辿っていくと「吊橋 老朽化のため通行禁止」の旧道の方に引き寄せられていく。コレはまずい、とGPSを地形図を見ながらなんとか破線で描かれたルートを探す。
藪が酷くないので歩きやすいが、ルートは不明瞭。さらに沢筋に入ってしまいそうになるので、なんとか残骸のようなテープの跡を探して下山していく。
13:32 無事に吊橋に帰着。
あとは延々と林道を歩いて天川川合へ。コーラを飲みながらバスに乗り、電車に乗り継ぎ、18:16に車に帰着。そしてこれから金沢に帰る長い長い運転が待っている。。。 



吉野駅にようやく帰着。レトロな雰囲気がいいです。