【山行報告】八ヶ岳・阿弥陀岳北稜,裏同心ルンゼ

 日程:2020年12月5日(土)・6日(日)
山域:八ヶ岳 阿弥陀岳北稜,裏同心ルンゼ
メンバー:T原、H、M津野(ブルーベル)、E川(ブルーベル)

氷を求めて八ヶ岳へ。しかし雪も少なく、氷も発達していない沢を見て、暖かい冬を肌で感じました。

事前のネットなどで氷が発達していないと情報を得ていたが、ダメ元で八ヶ岳へ向かう。なのでアイスは期待せず、一日目は時間も無いので、短い阿弥陀岳北稜とした。
美濃戸でT野さんパーティーと別れ、南沢を歩き行者小屋へ。必要ないものをデポ。T原・Hとブルーベルのお二人がそれぞれでペアを組む。装備は最小限。一般道と北稜が接するところからアプローチ。雪稜と言えるほど雪は無く、ハイマツをかき分けて進み、岩稜が出てきてはじめてロープを出す。Hさんが行きたいと言うのでお任せする。気持ち良い青空の下、まったく余裕である。アッという間に岩の楽しい区間は終わり、阿弥陀山頂では展望を楽しむ。
行者小屋を11時半に出発して15時に阿弥陀山頂。17時少し前、暗くなる間際に赤岳鉱泉に着くと、T野さん達が既に食事の準備をして待っていてくれた。暖かい食事の旨さも併せて、感謝感激である。ちなみにメニューは フランスパンのチーズフォンデュ と海鮮リゾット。手の込んだ下拵えが伺える逸品である。今回のメンバー揃っての楽しいひととき。てんこさん達から裏同心ルンゼの情報を得て、翌日の参考とする。






 

 
二日目は裏同心ルンゼを行く。  体調不良のHさんにテントキーパーしてもらい、3人パーティーとなった。氷の発達が不十分と言われながらも、アックスを打ち込んで登れるくらいには氷の厚みはある。フリーで登れそうでも、みな今シーズン初アイスなので、技術を確かめるためにもロープを出して登った。やはり氷が薄いところもあり、回収したスクリューに泥が詰まっているものもあった(笑)6時半に赤岳鉱泉出発して11時に裏同心ルンゼ終了。大同心稜を降りて12時半ごろにテント到着。
Hさんは体調が回復して、ジョウゴ沢から先に降りてきたT野さんに誘われて、裏同心ルンゼのF1で遊んできたとの事。
2パーティーがほぼ同時に戻ったので、そろって美濃戸へ下山した。

もみの湯で体を温め、平湯に寄り道して、よし本でカツ丼を食べて帰沢した。

 


※写真は一部、M津野さんからいただいたものも使わせてもらっています。