【山行報告】タカンボウ山 山スキー

 三連休最終日、五箇山のタカンボウ山へ山スキーに行って来ました。今回の豪雪で前日は福井の金津インター手前で2時間半渋滞に巻き込まれたのにも懲りず、Kさんのプランでここなら大丈夫でしょう、ということで敢行。激ラッセル、重めのディープパウダーを堪能?してきました。

山行日時:2021年1月11日
山域:五箇山タカンボウ山1040mからの東尾根
メンバー:N畑、S田、K(元会員)、Y田(会員外)

朝7時にタカンボースキー場に着くも、除雪待機でリフト乗車は9時。ロッジで神戸から来たという山スキーヤー3人に声をかけられる。日照岳に行こうとしたが、この雪で駐車スペースもなかった為、こちらへ転戦してきたらしい。ラッセル要員が増えるのはありがたい。
リフトトップを9時半スタート。想像以上の深雪で、深いところでは腿から股ラッセル。神戸の一人がポンツーンで、やはり一番強い。ボーダーのY田さんはスノーシューの為、トレース後でも結構ゴボっている。それでも若くて体力バツグンの彼は胸ラッセルも厭わず、馬力で急登の先頭を担ってくれ、助かった。
途中、中ほどを歩いていたN畑さんが雪庇を踏み抜くアクシデントはあったが、神戸Pの自作アブミで何とか脱出。彼らには必携アイテムらしく、確かにこれは必需品かも…
7人で先頭を回し、1040mのドロップポイントには13時過ぎ着。何と300mの高度差に3時間半かかったことになる。この頃には太陽も顔を見せ、無風で暖かい。
ここからお楽しみの東尾根への滑降開始となるが、みんな内心懸念した通り重雪のディープパウダーで板が走らない。更に上部は樹林が濃く快適さとは程遠いが、ポンツーン氏は華麗に樹間を縫って先導してくれる。転ぶと起きるのに四苦八苦する為、極力転倒を避ける。
東尾根は支尾根が結構入り込む複雑地形で、GPSとにらめっこで慎重に高度を落としていく。下部で地図にはない林道を横切るが、この下の斜面が斜度もあり疎林、雪も少し締まって滑りやすかった。鬱々としていた滑りから解き放たれ、最後に快適な滑りを堪能し、15時半に下の林道へ降り立つ。
神戸Pはポンツーン氏以外もファットスキーだが、今回の雪にはかなり苦労していた様子。
林道歩き30分で国道へ。7時間弱の行程中パウダーに酔ったのは数分、Kさん曰く「今まででワースト5に入る滑り」だったが不思議と充実感の湧いてくる山行だった。
帰りは五箇山荘で冷えた身体を温めて帰った。