【山行報告】八方尾根無名沢〜ガラガラ沢

 八方尾根 無名沢〜ガラガラ沢を滑ってきました。人気ルートにも関わらず他にパーティーがいなかったことが納得出来るディープな山行でした。

日時:2021年1月16日
山域:八方尾根無名沢〜ガラガラ沢
メンバー:N畑、T谷、S田、K(元会員)、M井(白山フウロ)、T(チャムラン)

下界は雨模様だが、八方尾根スキー場のリフトトップまで上がると小雪模様。八方池山荘を9時に出発するが、ホワイトアウト状態で登りでも雪酔い状態。気温は高く無風の中、約2時間半の登りで2361mピーク着。今回はスキーはT谷くんとS田のみで他のメンバーはボードである。
11時半、無名沢へ滑り込むが、相変わらず視界悪く、斜度、凹凸が分かりづらい。それでも雪質は良く、時にオーバーヘッドのパウダーにむせながらの滑りを楽しむ。1700mのボトムまで落とし込み、トラバース気味にガラガラ沢のエントリーポイントまでシール歩行。
1825mのドロップポイント直下はかなりの急斜面。一段降りて滑り込むが、足元から雪崩れる雪崩れる。丁度新雪が吹き溜まっているのか深いところは50cm位。ボードメンバーはみんなエキサイティングに攻めている。ガスの中から果敢に飛び出して来るのはホント、カッコよくて絵になる。
下部に行くにつれて斜度は無くなり、雪も重くスピードが出なくなる。トップが刺さると板が抜けなくなるので最後はかなりの後傾で。1150mからは川沿いを昨日のトレース跡を辿り、最後は対岸への渡渉から林道を滑って二股には16時半着。何と下りに5時間もかかった。
KさんとN畑さんがスキー場駐車場まで車を取りに行ってくれるが、予め一台を二股にデポしておけばよかった。
冷えた身体を八方の湯で温め、帰沢。
視界不良に雪崩ランド、コンディションは良くなかったが忘れ難い山行になった。