大笠山〜笈ヶ岳

日程:2021年4月9〜11日

山域:大笠山〜笈ヶ岳

メンバー:I垣、(K市チャムラン、F田ベルグラ)


4/8  車を旧中宮温泉スキー場にデポして桂湖ゲート前でテント泊

4/9  5:10桂湖ゲート〜6:20開津橋取付き〜10:20黒池〜12:25主稜線〜13:50大笠山 避難小屋泊

4/10  6:40避難小屋〜8:25笈ヶ岳〜11:10避難小屋〜14:10大瓢箪山 テント泊

4/11  7:00大瓢箪山〜8:30中宮山〜11:40駐車場


冬のフカバラ尾根登山口の橋が渡れるのか下見に行った時、開津谷の横の尾根いいねとK市さんと話していて、F田さんは途中まで行ったことがあり、せっかくだから笈ヶ岳も、大瓢箪山もと欲張りな計画をしました。


前日の夜に集合し車を一台、旧中宮温泉スキー場に置いて桂湖ゲート前で前夜泊。

林道を歩き開津橋を渡ったところで取り付く。早速藪からスタート。最初のピーク、770mを過ぎる頃から藪が薄くなり雪が繋がってきてホッとする。黒池を過ぎて大笠〜奈良岳の主稜線に出る手前辺りが本日の核心…少しガスって小雪もチラつくもののルートは明瞭で酷く迷うこともなく無事に主稜線へ。雪解けが進み避難小屋にも入れたので初日は大笠山ピークを踏んで避難小屋でテントを張り暖かく過ごす。


2日目。ガスはすっきり晴れ、昨日の僅かな降雪と低温の影響か山が白く見える。泊まり装備を小屋にデポして身軽になり、出発〜!

無雪期の藪漕ぎ地獄からすると天国のような道のり。雪はしまっているが、所々割れていたりクラックが走っていたり、崩れそうな雪庇も見かける。危険なところと藪をなるべく避けながら笈ヶ岳登頂。気温はまだ低いけど風は弱く景色は素晴らしい。

1時間近く山頂で楽しむ。帰りも何度も振り返ってしまう、美しく力強い景色。避難小屋に戻り今度はいくつかピークを超えて少しずつ標高を下げる。順調に大瓢箪山に到着し今日も14時で行動終了。夜景に期待して山頂にテントを設営する。雲が増えて諦めかけていた夕日も綺麗に見えた。


最終日。太陽の光を浴びて薄茶色のキラキラの雪の上を進む。標高が下がってきて、藪が伸びてたまに夏道。旧中宮温泉スキー場ゲレンデまでくると完全に無雪期の山。雪の世界から一気に春が来たような、気持ちが追いつかない不思議な感覚だった。


お天気や、メンバーや、色々恵まれたありがたい山行となりました。感謝の気持ちでいっぱいです。


初日、1249mピーク手前

笈ヶ岳への登り

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