大日山東面

【歴史的小発見】大日山山頂からの滑降は、2001年3月の三宅雄一による西面からによるもののみであり、東面(大日山直登沢(仮称))から滑降は初めてかな?

日時:2022年2月26日(土)
場所:大日山東面(大日山直登沢右俣(仮称))
メンバー:T橋、K村、T谷
ルート 国道416号除雪終了点~大日峠~大日山直登沢(仮称)合流点~支尾根~大日山~大日山直登沢右俣(仮称)~合流点~大日峠~国道416号除雪終了点

早朝に国道416号の除雪終了点集合。意外とトレースがあり人気の山なんだと思う。テッドランプを灯し、トレースを使わせてもらい大日峠まで。峠から沢沿いにひと滑り。北面なんで朝一パウダーを期待するも、早々に沢割れで神経を使う。
結局、沢沿いに大日山直登沢(仮称)に合流することができず、シールを付けて尾根基部を回り込むように歩き合流点に到着。その後も、沢筋をたどるも落差のある釜付近では大きく雪が割れこんでありスムーズに登行いかず。
標高900mあたりから尾根に取りつきひと安心。くろぶし程度の新雪をかき分け沢筋から尾根筋にラインを変えて山頂を目指す。途中休憩地点から眺めて滑降ラインは当初の想定どおり。ここまでいいとこなかった円谷君の頑張りで一気に300mの標高差をかせぎ、山頂までの最後ピッチは僕に譲ってもらう。
いつもより遠目に見える白山の姿をあとに、さっさと滑降開始。無事に滑り終えたら「大日山直登沢右俣」と言えばいいのかなと妄想しつつ、滑りだす。山頂直下は予想どおり雪質は良いが、少し下ると重い雪。限界まで沢沿いに滑り、無理やり尾根に復帰。その後トレースをただり往路を戻る。
振り返ってみると山肌には僕らのトレースだけ。しかも、僕ら以外滑ったことがあるのかわからない状況で、満足感が沸きでてくる。
どうしようもない帰りの登り返しも、妙な満足感・安心感で淡々とこなし、出発点着。計画書では余裕をみた行程時間だったけど、予定どおりの到着。
滑り手としては決して良い雪質での滑りではないけれども、自分で見つけた滑降ライン、しかも記録がないであろうラインを滑れたことに大変満足でした。

行動時間
4:40 国道416号除雪終了点発
7:05 大日峠
11:00 大日山山頂
13:40 大日峠
14:20 国道416号除雪終了点着

大日山直登沢右俣(仮称)のスキー跡を望む