笠ヶ岳

日にち:2022年4月16~17日
山域:笠ヶ岳
メンバー:S田、T原、I垣、A瀬、(F田)
※下山時のGPS軌跡です。クリヤ谷を下降してます。

16日 小雨のち晴れ
フォレスターに5人分のテン泊装備の荷物をギュウギュウに押し込み、雨の金沢を出発。
槍見Pでは霧雨。もう少し天気が良いかと思ったんだけどなー。これから天気は回復する予報です。頑張っていきましょう!
登山口から最初の登りでさっそく汗をかく。
しばらく先の渡渉地点に到着すると雨と雪解けで増水!登山靴を脱いで裸足で渡渉です。T原さんが足を滑らしてお尻を濡らしてしまう(悲)。
登山道を進み、クリヤ谷の出合いで雪が豊富になってきた。今日の雪の状態ならワカンは要らないよね、とデポ。すこし軽くなりました。
谷が開けてきた所で天気も回復してきた。そして上空のガスが晴れて景色がパァーと広がる。
錫杖の岩場がよく見えます。
登りのルートはあれかな?と支尾根を見定めて進むが、ルートミスでヒロサコ尾根にとりついてしまう。
まぁ仕方ないね、と穴毛谷を右眼下に見ながら尾根を登っていく。高度が上がるに従いガスにまかれるようになる。
クリヤ谷の頭に到着。一旦下り、尾根づたいに進むと、雨霞にまかれてルートミス。すぐに気づいて良かったです。
ようやく雷鳥岩の頭に到着。
テントを2張り張れるスペースを整地している間に、ガスが晴れ上がってくる。
スバラシイ景色!
目指す笠ヶ岳の頂き、槍穂から焼岳の山並み、遠くに見える白山。やがて雲海が夕日に染まり、穂高の肩から月が上る。
「どうして山に登るの?ってよく聞かれますけど、この景色を見たらきっと分かるんじゃないですかね」
夕食はI垣さんのポトフを堪能し、きもちよく就寝。夜は寒かったです。。
霧雨の中を歩きます

渡渉地点は増水。過去に死亡事故(知っている方でした)もありますので注意

ようやく雪がつながってきましたね


谷が広がってきました

青空~。稜線が見渡せます

ヒロサコ尾根へ。(実はルートミスをしてます)

槍穂が見渡せます


クリヤの頭への登り。ガスってきました。

ブッシュを漕ぐ所も

雷鳥岩の頭にテントを張りました。ガスが晴れて良い景色です

雲海に沈む夕日を眺め、

ジャンダルムの肩から上る月を眺めます。



ポトフ鍋を頂きます。美味~


17日 ガスのち晴れ
天気予報は良いはずが笠ヶ岳には雲がかかる。6:30出発。
積雪は安定して歩きやすく、息をきらせながら登っていく。
途中で単独行者がスタスタと追い抜いていく。その後会わなかったので日帰り周回のよう。強い人だ。
順調に進み笠ヶ岳に到着。やった!
しばし休憩してガスが晴れるのを待つが、ダメですね。下山にかかりましょうか。
とテクテクと高度を下げて振り返ると、先ほどのガスが晴れて笠ヶ岳の山頂も見晴らせる。く~、ちょっと残念。
テン場にもどり、日向ぼっこをしながら小一時間ものんびり。気持ちいいですね。
では帰りましょう。アップダウンを過ぎてクリヤ谷をまっすぐ下降。下山は早いです。
ワカンを回収し、渡渉ポイントは水量が減って問題なく、駐車場に帰着。
帰りには温泉難民になりかけ『楽今日館 650円』で汗を流し、夕食をいただく。
あいにくのガス


もう少しです。

笠ヶ岳に到着です!!

下山時に振り返るとガスが晴れていく。。。


クリヤ谷をまっすぐ下降していきます。

ようやく下山。


I垣さんは、今回が初の笠ヶ岳だったそうで嬉しそうにしてました。
私は、20年前、めっこに入会した最初の冬合宿で、強力メンバーに連れられて笠ヶ岳南西尾根から山頂に立った事を思い出しました。