【山行報告】太郎小屋まで

日にち:2023年5月3~4日
山域:立山駅~太郎山
メンバー:A瀬

GW後半の天気予報が良くなってきた。ムム、これは山に行くべきでは、と立山黒部の探索を計画。
5月3日 晴れ
立山駅の駐車場には車がいっぱいです。かろうじて駐車し、自転車にまたがり林道を走り出す。
「祝日なので工事車両はいないでしょう」と目論んだが、最初の工事事務所には2台の車があり(見つからないように)、天鳥トンネルのゲート前にも車が1台。
もし見つかって怒られた時に個人の問題ではなくて登山者のモラルの問題になるとイヤだな、、と引き返す事も考えたが、進む事に。
工事関係者には見つからなかった。ホッ。代わりに他の登山者(同じく自転車)とお会いし、「立山温泉ですか?」と聞かれる。
砂利道にハンドルを取られながら自転車を漕ぎ、真川基地の方へハンドルを切る。
真川基地から計画で考えていた尾根を見上げる。全く雪が無い…。少々の藪こぎは覚悟してたが、これではどこまでも藪こぎだ。
「このルートは行けない…」
今年は少雪のうえ雪解けが早いです。意気消沈し「さて、どうするか」と考える。
A案.立山温泉に行く
B案.林道を折立に行き薬師岳へ
「薬師岳に行くかなー」と考えた所で、ピコーン、「そうだ、ここで焚き火をしよう」と思いつく。幸い焚き木はたくさん落ちているのだ。
河原に荷物を解いて、焚き木を集める。
日はまだ高いけどいいよね、とウィスキーをクピッとしながらラジオを聞く。
ラジオからは懐かしの音楽特集で中森明菜が流れる。
やがて陽が落ちてきて、焚き火に木をくべながら、ゆっくりとした時間を楽しむ。

コーヒー缶の中にはウィスキー。春先のせせらぎと陽光の中、いただきます。

焚き火を楽しみます。それもヨシなのですよ。

5月4日 晴れ
3時のアラームでは起きられず、ゆっくり寝坊。それもいい。
泊まり装備をデポし、林道を自転車で走り折立へ。林道は除雪されて走りやすい。
折立には意外にも他の登山者の自転車はなかった。
登山道を上がっていくが、やはり雪は少ない。h1700あたりからようやく雪が繋がってくる。
誰にも会わない静寂の中、ゆっくりと登っていく。
太郎小屋に到着。
もうお昼前で、薬師岳まで行く時間は無いなー。
泊まり装備を持ってくるべきだったか?と少しだけ後悔もしたが、重荷を担いで上がるテンションもなかったしね。
ここで引き返しです。
折立に下り、林道をかっ飛ばして真川基地で荷物を回収し、この先の林道もかっ飛ばして立山駅に帰着。


真川を遡って走り、折立に到着。あれ?他に誰もいないの??

登山道の雪解けも進んでますね

太郎小屋に到着。

薬師岳。今日は時間も遅いのでやめておきます。

立山駅に帰着です。