防水デジカメ

山に持っていくカメラは、今は「スマホで十分」という方が多いと思います。
確かに今どきのスマホはめちゃキレイです。SNSへの投稿やクラウドへの保存もスマホなら手軽。
スマホでGPSのログをとり、写真を撮影すれば、即座に山行記録としてアップできる。なんて便利なんだ!
しかし、私自身は山ではスマホでの撮影はほとんどしないです。
手袋をした手でスマホの操作はしにくいですし、バランスの悪い体制でスマホを取り出してツルッと手から落とす自分のマヌケな姿が想像できます。なにより通信手段としての最終防衛線であるスマホは、大事に大事にジップロックに入れてザックの中に収納しておきたい。

という事で、防水・防塵・耐衝撃性能に優れたタフなデジカメが欲しくなるのです。
デジカメは何台も持っているのですが、その中で、登山で活躍してくれている『防水デジカメ』を紹介したいと思います。

OLYMPUS Tough TG-5
1.OLYMPUS Tough TG-5
発売時期:2017年 6月23日
サイズ:W113×H66×D31.9
重量:250g
映像素子:1/2.33方CMOS 1200万画素(有効画素)
レンズ:35mm判換算 25~100mm
タフネス性能:防水性能15m、防塵、耐衝撃2.1m、耐荷重100kgf、耐低温-10度、耐結露

タフネスデジカメの雄「OLYMPUS Tough TG-5」。
コンデジとしては少し大きくて重いかな、とは思うがこれだけのタフネス性能があるのだから納得できます。
広角側が25mm(35mm換算)とかなり広角で撮影できるのは、狭い谷の中での撮影や、山頂からの広大な景色を撮りたい時に重宝します。
沢登りから厳冬期まで、私が持っているデジカメの中で1年中一番活躍してくれています。
現行機はモデルチェンジしてTG-6となってます。大きな変更点は無いものの、レンズに撥水加工が施してある事は羨ましい。
(実は一度、落下の衝撃でレンズ部を破損させてOlympusに修理に出したことがあります。「TG-6のレンズが装着されてこないかなー」と期待しましたが、そんなうまいことはありませんでした。)

サイバーショット DSC-TX10
2.サイバーショット DSC-TX10
発売時期:2011年 3月 4日
サイズ:W95.6×H56.1×D17.9
重量:118g
映像素子:1/2.33方CMOS 1620万画素(有効画素)
レンズ:35mm判換算 25~100mm
タフネス性能:IP8X相当の防水性能、IP5X相当の防塵性能、耐衝撃性能1.5m、耐低温-10度

軽量な防水デジカメが欲しいなーと思っていた所、中古ショップで安価で売られていたモノを発見して購入。
実はこのデジカメは山で使用する目的では無く、ロードバイクで走行する時に使用したくて購入したもの。
自転車で走行中に、片手で取り出して撮影をする時には軽い方が扱いやすいのです(片手運転は危険です)。
それに電源ONが前面カバーをスライドさせるというギミックも片手操作では扱いやすい。
不満点は、発売時期が古いためか、スライド電源ONから撮影可能になるまで少し待たなければならない事。
この機種の最終モデルは、2013年4月発売のサイバーショット DSC-TX30。起動までの時間は改善されていると思うんですが、中古でも高い。。。

Nikon1 AW1
3.Nikon1 AW1 ズームレンズキット
発売時期:2013年10月10日
サイズ:本体 W113.3×H71.5×D37.5、レンズ ø63mm×56.5mm
重量:本体 313g レンズ 182g
映像素子:1型CMOS 1425万画素(有効画素)
レンズ:35mm判換算 30~74mm
タフネス性能:防水性能15m、防塵性能、落下耐衝撃性能2m、耐低温-10度

「防水ミラーレス一眼レフ」として唯一無二の存在(と思います)。
ずっと「欲しいなー」と思っていた防水ミラーレス一眼。それが先日、ネットで安価で出ているモノを見つけて即購入!
(安価だった理由は内蔵バッテリーがヘタっている事でした。それくらい気にしないです。)
欲しかった理由は、映像素子が1型と大きい事でカメラの写りの良さが期待できる事が一つと、何よりカメラのマニュアルモードがあること。
時にはシャッター速度や絞り値など自分で設定したい時もあるのですよ。
カメラ本体+レンズで大きく重くなる事は、この機能のためには我慢です。
ニコンには、後継機とは言わないですが、「Nikon1 AW1」のボディーにレンズを固定の「1型高級防水コンデジ」を発売してくれないかと願うのです。

紹介した3台の防水デジカメを並べて比較するとこのようになります。
登る山やシーズン、シチュエーションに応じて使い分けしてます。
 
フルサイズ一眼レフを山に持っていきたい、という憧れはあるのですが、背負う気力・体力、そして何より「山で壊すおそれ」を克服できる胆力が私には足りない。。。