【山行報告】北ア ブナ立尾根~烏帽子岳~野口五郎岳~湯俣温泉

日にち:2023年7月16~17日
山域:北ア ブナ立尾根~烏帽子岳~野口五郎岳~湯俣温泉
メンバー:T原、A瀬

猛暑と梅雨前線の猛威の連休に、『日本3大急登』の一つ「ブナ立尾根」に行ってきました。
景色が良い稜線歩きを楽しみましたが、下山でヘロヘロに。
 7月16日
金沢を3時に出発し七倉ダムの駐車場に6時15分に到着。満杯の駐車場にスペースを見つけて駐める。
高瀬ダムまでの道は計画書では歩く予定だったが、T原さんと相談してタクシー(2300円)にのる事に。ジャンボタクシーも普通車でも料金は同じとの事で、うまくシェアできると安く行けそう。
楽をして高瀬ダムに到着。ここから少し歩き、ブナ立尾根に取り付きで水をたっぷり補給する。では噂に聞く急登にイザ!
ブナ立尾根はたしかに急登ではあるものの、よく整備されており標高100mごとの標識(カウントダウン)が目安となり登りやすい。
はじめはブナの緑が美しく、濁沢の荒々しい渓相を眺め、標高を上げていくといつの間にか樹林の様子も変わっていく。
そしてお昼すぎに烏帽子小屋に到着。
テント代(2000円/人)を支払い、水(200円/L)を補給する。
テント場もいっぱいだが、スペースを見つけてテントを張る事ができた。「タクシーを使ったのは正解でしたね」と2人で自分たちの判断は正しかったのだと確かめ合う。
荷物を置き、軽装で烏帽子岳に向かう。稜線上には可憐な花がそこここに咲き、コマクサやチングルマなどをカメラに収める。
烏帽子岳が近づくにつれ、烏帽子岳南壁のクラックがいやでも目につく。
T原さんが「たしか登られている記録があるはずですよ」。でもブナ立尾根をガチャを担いで登るのは辛いねー。
テントに戻り、ウィスキーを飲みながらお話をしていたら隣のテントの方に、静かにしてほしいと注意されてしまいました(まだ明るい時刻で気付きませんでした。申し訳ない)。
七倉ダムの駐車場はいっぱいです

タクシーを使って高瀬ダムへ

ブナ立尾根を登り始めます


もうすぐで烏帽子小屋です

烏帽子小屋で荷を置いて、烏帽子岳へ。お花がキレイです

コマクサ

烏帽子岳

烏帽子岳南壁。登攀記録があれば見てみたいです。

小屋に戻り、「越冬ビール(400円)」をいただく。

テン場です。いっぱいです。

 

7月17日
夜はペラペラシュラフでは寒かった…。
3時に起床し、ラーメンをすすって4時15分に出発。
そしてしばらく歩いた所で雲海から太陽が登る。御来光を浴びると自然と心が洗われますね。すぐに暑くなるんだけど。。
ザレた稜線は、アップダウンも少なく歩きやすい。右手には薬師岳の稜線、左手には遠く富士山。
野口五郎小屋で一服してから野口五郎岳。ここから水晶岳、そして槍ヶ岳へと続く峰々を眺め、「遠いねー」。
分岐から竹村新道へ。この竹村新道の下りがひたすら長い!下りでヘロヘロになりヒーヒー言いながらホウホウの体でようやく湯俣に下る。
湯俣温泉・青嵐荘のコーラ(600円)は炭酸が抜けていたような…。
流された吊り橋の代替リフトで対岸に渡り、ひたすら長い林道を歩いてようやく高瀬ダムに。
高瀬ダムで「タクシーに乗りましょうか」と、楽をする。というか歩く気力は残ってなかったです…。
七倉ダムで温泉(600円)に入り汗を流してサッパリ。
そして色々とお金を使ってしまったので、節約のため下道で帰沢。
日の出には自然と手をあわせてしまいます

朝日を浴びながら歩きます

この稜線は歩きやすいです

野口五郎小屋

野口五郎岳

水晶岳への稜線

この稜線は槍ヶ岳へと続く。遠いですねー

竹村新道を下ります。ひたすら長かった…