白山 加賀禅定道(花見山行)

日にち:2023年7月16日
山域:白山 加賀禅定道
メンバー:S田

三連休の中日の16日、加賀禅定道を歩いて来ました。
来週、昔の同僚達と別山に登る予定で、「ちゃんとトレーニングしといてね!」と言った手前、私が足を引っ張るわけにはいかず、当初目的はトレーニング山行。
一里野スキー場ゴンドラ山頂駅を4時20分出発。檜倉駐車場まで上がると丁度歩き出した福井の3人パーティに出会う。彼らの今日の目的は四塚手前に咲いているというタカネバラの鑑賞らしい。ペースが同程度だったこともあり、結果的に私もその目的に便乗させてもらった。
午前中の予報は曇り。ガス模様で展望はきかないが、涼しくて助かった。
奥長倉避難小屋には7時20分着。マシンガントークのMZさんのおしゃべりは終始途切れない。何でも知り合いがこの時期、天池から四塚の間でタカネバラを愛でたという話を聞き、今回あとの2人を誘ったらしい。
私は毎年訪れているコースだが、残雪期か秋しか来たことがなかったので、この広大なお花畑は新鮮。ニッコウキスゲ、ハクサンコザクラ、チングルマ、クロユリの群生が見事。
今日はハクサンコザクラの紫の絨毯の中に珍しい白い花(シロバナハクサンコザクラ)も観ることが出来た。白山では初めて目にしたウスユキソウも。
ここまで来たら何としてもタカネバラを見つけたい思いが段々つのってくる。「今年は花が早いで、もう遅いかもしれんな〜」との弱気発言もあったが、「あった、あったよ!」「ここにも、あっちにも!」の歓声が。油池を過ぎた2180m地点、岩とハイマツの間に濃いピンクのタカネバラが可憐な花を咲かせていた。
みんな宝物を発見した子供のように目を輝かせてはしゃいでいる。こんな目的で山に来るのもなかなかいいものだ。充分目に焼き付け、写真も撮り、ここで下山。しばらく下ったところでリンネソウも発見、よくこんな小さい花に気づくと感心。彼らのおかげでとても素敵な花見山行になった。
福井の方々とはI垣さんやF田さんの話題で大いに盛り上がった。下りは避難小屋で健脚の福井パーティと別れ、最後はかなり疲れて16時半、駐車場へ。
やっぱり花の山 白山は素敵。まだまだ知らない花もたくさんあるんだろうな。他の人にも教えたくなる今回の山行でした。