槍ヶ岳(槍ヶ岳山荘まで)

日曜日に新穂から槍ヶ岳(槍ヶ岳山荘)をピストンしてきました。槍のピークには届かなかったけれど、久しぶりの夏の槍ヶ岳。連日の猛暑とは別世界、寒いくらいの天然クーラーで心身ともにリフレッシュ出来ました。

日時:2023年8月6日
山域:槍ヶ岳
メンバー:S田、他1

知人のJさんから「日帰りで槍ヶ岳へ行きたい」と誘われ、計画。10年以上前に一緒に登ったことがあるけれど、最近はそれほど歩いていないし結構ハードな山行になることは覚悟していた。
Jさんは最近日帰りでチブリ尾根から別山、南竜経由で別当出合を歩いたことが自信になっているらしい。
新穂スタートが4時過ぎ、槍平には8時着。飛騨沢の広大なカールに出ると景色が開け、一気に北アルプスの雰囲気。今日は朝から昼頃までは一貫して涼しく快適。飛騨沢では谷から吹き上げる涼風が心地よく、心底この爽やかな空気を下界に持ち帰りたかった。
千丈分岐点辺りまでは順調に高度を上げるが、飛騨乗越までの400mの高度差が意外と辛く徐々にペースダウン。何とか槍ヶ岳山荘には12時半に到着。
ここから槍のピークを目指すのは時間的、帰りの体力を考慮すると難しそうなので、今回はここで引き返すことにした。
来週のお盆頃は登山客でごった返すのだろうが、今日は槍に取り付いている人は比較的少ない。
登山道も静かで、ほとんどが下りのパーティー。多くの人が「行ってらっしゃい、気をつけて!」と声をかけてくれるのが何だか親近感があって嬉しかった。最近の挨拶はこんな感じなの?
覚悟していたが、下りはひたすら長い。すっかり暗くなった19時40分に新穂着。
「もう1時間早く出れば槍のピークが踏めますね!」とJさんに言ったら「もう日帰りは勘弁。次は絶対に泊まりで登る」とあっさり却下された。
最近は近場の白山山系しか歩いていなかったが、たまには他のエリアに足を運ぶのも新鮮でいいなぁと実感した1日でした。