戸台 舞姫の滝(アイス)

日にち:2024年2月10~12日
山域:戸台 舞姫の滝
メンバー:S木、T野、A瀬

T野さんの3連休アイスクライミングの計画に乗り、戸台へ。
私もアイスは片手で数えるほど。ご指導・ご鞭撻、よろしくお願いします。

2月10日
戸台の駐車場でS木さんと合流。
林道ゲートははるか手前の仙流荘で閉められている。とてつもなく長い林道を歩いてようやく河原に降り立ち、雪で覆われた荒れた河原を進む。
「いつもはこんな雪なんてない」とS木さんは驚いてる。
白岩堰堤では登山道崩壊でロープを出す。(帰路、左岸の作業歩道からピンクテープが繋がってて歩きやすかった。こちらが今の正規ルートのよう)
14時過ぎには丹渓山荘に到着できるかな?という目論見は甘く、プチラッセルとプチ渡渉に時間がとられる。(これも帰路、ピンクテープがついたルートが歩きやすかった。)
16時に、ようやく丹渓山荘に到着。倒壊してないか?と心配したが無事に建っていた。中に入ってテントを建てる。
夜はT野さんの野菜たっぷりの焼きそばを堪能する。生麺は旨い。
S木さんがザックからウィスキーのフルボトルを出してきて驚く。折角なのでワイン1本+ウィスキーをボトルを半分空けました。
夜は温かくてグッスリ眠る。
長い長い林道歩きのスタートです

長い長い河原歩きです

白岩堰堤。左岸から越えるのが吉

渡渉はチェーンスパイクが吉

丹渓山荘がまだ建ってくれていました

丹渓山荘の中にテントを張らせてもらいました

豪華な焼きそばです。お腹いっぱい


2月11日
この雪ではアプローチに時間がかかり過ぎる、という事で近場の「舞姫の滝」へ。
出会いのF1。T野さんがするりと上がっていく。
では、とピカピカのバイルとアイゼンで行きます。垂直のアイスは足が難しいです。
S木さんから「上る前に足の置き場所をよく見て」と激がとぶ。
F2、これくらい寝てくれていると気持ちが楽です。
F3、「舞姫の滝」は写真よりも流れが細いよう。今年は結氷が悪いんですかね。
T野さんが取付き、みていると中間部のトラバースが難しそう。そして上部で「腕がパンプした~」と降りてきて、S木さんにタッチ。
S木さんはするりと上部に抜けた先で「あ~」という叫び。なんだろう、と思ったら薄氷を叩き岩にピックを打ち付けた嘆きの叫びでした。
フォローで上がるが、やはりトラバースが難しい。ツララに足を決めるのがコワいです。
そして上部は完全に垂直の壁。ムズイ。完全に腕がパンプしてしばらく悶える。意を決してピックとアイゼンを信じて根性で上がる。
T野さんから「多分Ⅴ級はあったよ。よく登ったねー」とお褒めをいただく。
この先のガレを登り、最終の滝を登って終了。私がモタモタしていたのでかなり時間がかかってしまいました。
懸垂下降で谷を下りていき、取付きに帰着し、小屋に帰る。
夜はチーズフォンデュ鍋。本日もワイン1本とウェイスキーの残りが空に。「2人ともよく飲むねー」
F1です

F2です

F3 「舞姫の滝」めちゃ難しかった!

私(A瀬)が道具に助けられてヘッピリ腰で登ってます。

「舞姫の滝」の抜け口。氷が薄いです

最後の滝

懸垂で下っていきます

こうして見下ろすと高い~


2月12日
行きでかかった時間を考えると、帰路にも時間がかかると考え、本日は下山とします。
トレースと赤布に助けられてお昼過ぎに車に帰着。
「さくらの湯」で汗を流してS木さんとお別れし、松本のカモシカでプチ散財をして帰宅。
2日間お世話になった丹渓山荘を出発。いつまで建ってるかな…

戸台の駐車場にあった手書き地図。この通りに歩くべし

戸台はアプローチが遠すぎて気軽に行けるエリアではないですね。それで人が少ないという事でありますが。
今シーズン、もうちょっとアイスがしたいけど戸台はしばらくいいです。