笈ヶ岳

日にち:2024年2月7〜9日
山域:笈ヶ岳
メンバー:I垣、他2

年末山行が少し消化不良で前に行けなかった厳冬期の笈ヶ岳を計画、やっと行って来れました。

2/7  雪
5:30スタート。スタートは渡渉から。いきなりドボンしてしまい、足首まで水に浸かる。もうダメかと思ったけど意外に濡れてなさそうだったので続行としました。
導水管の急登を上がり貯水池を通り抜けると杉林がお出迎え。湿雪とガスで視界は悪いし、汗と雪で濡れて寒いし、休憩や衣類調整も難しい。
それでも思ったよりも新たな降雪は少なく助かりました。先週までのザラメ雪の上に今回の降雪で40〜50cmくらい?ふくらはぎ〜膝上の重たいワカンラッセルはジワジワと体力を奪う感じで、たまに抜けて下が薮。落とし穴にハマりながらも、テンバと計画した冬瓜平近くには13時すぎに到着。天気も良くないし冬瓜山からは翌日身軽にアタックすることにしてテント設営。朝も早くて眠かったし19時には就寝でした。

2/8 曇時々雪
雪がなかなか止まず、明るくなって7時スタート。まずは冬瓜山を目指します。最後の急登は木登りでよじ登る。
冬瓜山の山頂は雪が繋がっているので多分大丈夫だろうけど、乗ってる雪はただの新雪だろうから念のためロープを出しました。
その後もガスはずっと濃くてたまに可愛い雪庇や薮の落とし穴にハマったりしながらシリタカ山を越えて山頂へ向かう。最後の登りはカリカリだったけど気をつけてワカンで上がりました。
11:30、やったー!山頂だー!
でも真っ白で何も見えない…。
晴れるのを少し待ってみますがどうやら難しいようで、仕方なく下山。帰りもずっと真っ白。15:00頃、テントに戻ってしばらくしたらパラパラまた降ってきました。
寝る前くらいになると漸く星が見えてきて、明日は晴れそうです。

2/9  晴れ
朝から晴れ、でも笈ヶ岳にはずっと雲がかかってなかなか取れない。7:40スタートして歩き始め、最後の笈ヶ岳が見納め辺りまで下山してやっとキレイに全体が見えるようになりました。山毛欅尾山で白山も見納め、その後は淡々と歩いて12:10駐車場に戻りました。

思ったほど積雪がなかったためか三日間通して1日の活動時間が短く身体がとても楽でした。
それでも、厳冬期らしい厳しさも味わう山行になったのではないかと思います。
登頂できて良かったです。
ありがとうございました。
ジライ谷方面の斜面 標高800〜1000m辺り

冬瓜山の登り

冬瓜山山頂

笈ヶ岳山頂への登り

大笠山〜笈ヶ岳

白山