大舟山(h=1431) バックカントリー


日にち:2024年2月3日
山域:大舟山(h=1431)
メンバー:A瀬


「雪が少なければ標高を上げればいいじゃない。」と言ったのはマリーアントワネットだったか(嘘)。
標高を上げる手段の一つが林道を使う事。白山周辺の林道でどこかないか、と考えて小原集落から赤兎山への林道に目がとまった。こればうまくラインが引けると面白ぞ、と期待が高まります。

7:00 小原集落のゲート手前で屋根の落雪により通行が出来ず、集落手前の除雪スペースに駐車する。小原集落の1軒の家からは朝の炊事の煙が上がる。まだ生活している方がいるようですね。
ゲートを超え、長い林道歩きのスタートです。雪はしまって固い。途中2箇所ほど板を脱ぐが、雪は繋がっている。
9:45 林道を使ってh=950まで上がった。ここから緩い尾根に乗ります。植林の中の雪はカチカチデコボコ。思ったよりも雪が悪いぞ。
ルートはトラバースで進むが、藪と谷に阻まれて思うようにラインが引けない。
地形図ではもっと穏やかな地形を想定していたが、「これでは帰路で難儀しそう…」と不安な気持ちになる。それでも「もう少し頑張ろう」と進む。
h=1100あたりで広い大地に出る。気持ちいい所ですねー、と独りご満悦。
ここで渡渉が面倒そうな沢にぶつかる。「どうしようか…」、と地形図を見ながら脳内協議。
よし、計画していたルートを変更して、h=1362の稜線を目指す事にしよう。
取りついた尾根も雪が固く思ったよりも苦労しながら稜線に抜ける。
あー、気持ちいいです。赤兎山も見えます。
ここから赤兎山も目指せるが、帰路を考えると大舟山を目指した方が良さそう。稜線散歩を経て大舟山(h=1431)へに到着(13:00)。
赤兎山、バックには白山。そして経ヶ岳。と360°の大展望を楽しむ。
シールを剥いで、北西面に向かって滑り出す。こちらも雪は固め。今日のこの雪ではスーパーファット板ではなく普通の板の方が良かったです。
地形を確認しながらルート取りをして上りのトレースに復帰する。
14:45 林道をかっ飛ばして小原集落に帰着。

雪が少なくさらにクラスト、さらにスキー板の選択も間違えたかな、という山行でしたが山スキーが出来てよかった。
次は赤兎山の山頂リベンジがしたい。

林道を外れて尾根にのります。カチカチデコボコです

スノーブリッジで沢を渡ります

気持ちの良い大地に出ました

尾根に取り付きます。雪が固い…

稜線に抜けました。ブナ木立に癒やされます

右が赤兎山。左手の真っ白な山が白山です

経ヶ岳です

360°カメラで大展望の雰囲気を。赤兎山方面です

同じく。経ヶ岳方面です

滑り降りる北西面を覗き込みます。雪が良いと気持ちいいんだろうな~

車に帰着しました