白山 火の御子峰

日にち:2024年5月9〜11日
山域:白山 火の御子峰
メンバー:I垣、他1

5/9 市ノ瀬〜砂防新道〜地獄谷手前 泊
5/10 泊地〜地獄谷〜稜線〜火の御子峰〜地獄谷〜泊地
5/11 泊地〜砂防新道〜市ノ瀬

5/9  ガスたまに小雨のち晴れ
市ノ瀬から砂防新道を上ってお花松原の近くまで。夜は寒くて殆ど眠れませんでした。

5/10 晴れ
昨年はお花松原の稜線から火の御子峰を目指しましたがお天気の兼ね合いで扇の御峰というピークまででした。その時に最初の藪漕ぎが酷すぎるので次は地獄谷からあがろうと話し、今回は地獄谷から扇の御峰近くの稜線に取付きました。今年は昨年より10日ほど早く来たので雪渓も多少多く残っており、稜線への取付きは割と簡単でした。
火の御子峰はさらに200mほど下るためアップダウンを繰り返しながら全体的には下降していきます。扇の御峰は火の御子峰の玄関口と思ってましたが、その後はどこも信用ならない不安定な足場を通ることになり、私はハイハイ又は馬乗りでズルズル進むことが増えました。勿論ずっとロープを出していきます。
2004mのピークを過ぎてあとは岩峰を降りたら最後のコルだったけど、岩峰からの下りが悪過ぎてどうにも降りれません。仕方なく地獄谷に少し降りてルンゼの雪渓から登り返しコルに向かいました。山頂まであと100mほどのところが厳しくてまた来年かと思ったけど、何とか突破でき、14:30登頂できました。
最近、敗退が続いていたので山頂に立てたというのはやっぱり嬉しかったです。
そして火の御子といえば帰り核心(笑)
3回の懸垂ではロープが擦れてロープ切断と落石の恐怖と闘いながら何とか最後に登り返したルンゼに降り、そこからは地獄谷に降りてお花松原の稜線まで登り返すことにしました。標高差およそ650m。それでもあの足場の悪い稜線をピストンするより余程心身共に楽でした。
19:30頃何とかテントに戻りウイスキーで乾杯をしました。21時すぎには倒れるように眠りました。

5/11  晴れ
朝からお天気がよく4:30すぎに起床。荷物をまとめて7時すぎにはテント撤収。昨日頑張ったし今回は寄り道せずにまっすぐ下山です。
下からはどんどん人が上がってきました。
のどかな1日でした。
別当出合から市ノ瀬間は予想通り足が辛くて大変でした。

今回はお天気にも恵まれて安心して突っ込めたので良かったです。火の御子峰に近づくほどに特に最後2004m手前あたりからはどんどん崩れやすく手足をどこに置いていいかわからない状況でした。それでも無事に登頂し、無事に下山して来れて本当に良かったです。
ありがとうございました。