錫杖岳、小川山

日にち:2024年6月20日(木)〜22日(土)
山域:錫杖岳、小川山
メンバー:T野、S田


今回の主目的は成瀬さんのクライミング講習。
GWの広島三倉でのクライミングの際に、鹿児島から訪れていたクライマーから「成瀬さんのクライミング講習でジャミングが格段に上手くなった」という情報を得て、T野さんが講習会を申し込んでくれた。

せっかくなので前日に短いマルチルートを登ろうということで、1日目の6/20は錫杖岳P2中央稜右岸壁左ルートに向かう。
錫杖はヨセミテ前のトレーニングで注文の多い料理店を登って以来なので、7年振り。今日は平日の為静か、他ルートを登る富山の2人パーティにのみ出会った。
前週、注文を登った際に取り付きを確認済みのT野さんのおかげで、迷うことなく残置ハーケンのあるスタート地点に到着。実質3ピッチ、全てT野さんリードで快適クライミングを楽しむ。3ピッチ目のチムニー登りが面白い。岩は乾いており、不安感は無い。ここまでサクッと来たので、そのまま草付きを登って終了地点のコルまで抜けた。
今日は天気もよく、錫杖岳のピーク、見張り塔の眺めもいい。やっぱりアルパインは高度感とロケーションが醍醐味。
ただ、懸垂下降でロープが下りてこず、登り返した際に脆い岩が剥がれ、それをモロに足に受け負傷したT野さんは下りがかなり辛そうだった。
この日は諏訪在住のT野さんのご親戚のお宅に泊めていただく。




翌21日に小川山で成瀬さんの講習会の予定だったが、雨模様の為翌日に変更。この日は安曇野のちひろ美術館と禄山美術館巡りを楽しんだ。
再びT野さんのご親戚のお宅に泊めていただき、翌22日に小川山へ。



受講生は私達2人を入れて計6人。
妹岩のセンター試験、卒業試験でアップ。無名クラックで成瀬さんの懇切丁寧で分かりやすいジャミング講習を受ける。私はハンドジャムが苦手なので、非常に勉強になった。
「ハンドジャムは手を柔らかく小さく薄くして出来るだけ隙間がないように岩の形状に馴染ませる」「クラックのサイズに合わせて自分の身体をなるべく多く当てはめていく」
1日の講習だけで直ぐには身につかないけれど、基本的な部分を徹底的に指導してもらったので、今後のクライミングに生かせそうである。
T野さんはジャックと豆の木をトップロープで軽くクリア。次回はリードで攻略出来そうで、クレイジージャムも今年中にトライ予定とのこと。



今回T野さんに誘っていただき、マルチルート、美術館巡り、クラック講習と充実した3日間を過ごすことが出来ました。
諏訪でお世話になった叔父様、叔母様も80代とは思えないアクティブで魅力的な方々で、楽しい夏休みになりました。
本当にありがとうございました。