伊藤新道から赤牛岳

日にち:2024年8月19〜21日
山域:伊藤新道から赤牛岳
メンバー:I垣、他1

伊藤新道から上がり、薬師見平を目指しましたが時間が足りず赤牛岳まででした。

8/19  晴れのち曇り、夜雨
湯俣のタクシー区間は中間で岩が崩れそうなため1.4km歩く。2回タクシーに乗って2300円。
湯俣山荘で伊藤新道の届出を出す。ついでに計画書も出す。橋を渡り沢靴に履き替える。噴湯丘では高温の箇所は岩も黒く、避けながら歩く。第一吊り橋は無事だったけど前週の崩落で残りの吊り橋は使用不可に。第五吊り橋なんて立派だったのに勿体無い。赤沢出合からは登山道は沢を外れ尾根を上がっていく。手前で伊藤新道を外れて知り合いの事故現場にお参りへ。色んな思いが出てきてしまう。
近くに野湯があり、気持ちを切り替えて入りに行く。硫黄混じりの泥が洋服の繊維に入り込み大変なことになった。
夕食後くらいから雨が降り出す。

8/20  雨のち晴れ
雨は朝方までなかなか止まず出発を2時間近く遅らせる。
小雨になったところで撤収しスタート。朝イチから急登の登り。風もなく暑い。硫黄尾根が薮の隙間から見える。
庭園を過ぎるとトラバースが続き三俣蓮華から鷲羽の稜線に抜ける。稜線に出る手前で水場があり4Lくらい頑張って担ぐ。一気にペースが落ちた。
その後はひたすら歩き赤牛岳に到着したのが15時前。お互いに疲労困憊。薬師見平まではとてもじゃないけど今日中には着かなそうだし明日、竹村新道で下山も間に合わないかもしれない。赤牛岳から少し降りた辺りで諦めてテントを張る。疲れすぎて明るいうちに寝てしまった。

8/21  晴れ
朝、少し尾根を降りて薬師見平の下見に行く。次は行けたら行きたいな。
赤牛岳に戻り出発が6:15。さて。あとは長い長い稜線歩き。とにかく頑張るしかない。水晶小屋で高級な水を買い、コーラ補給。水晶小屋から竹村新道に入ると赤茶けた岩場が出てきて迫力がある。暑さと格闘しながら標高を下げていく。青嵐荘に15:00着でタクシーは間に合わない。仕方なく車まで黙々と歩く。18:30過ぎにようやく到着。

今回は計画が甘かったのが1番の原因でした。この日程で伊藤新道と薬師見平をセットにしたのが間違えた。怪我もなく無事に下山できて本当に良かったです。薬師見平には届かなかったけど、1番の目的だったお参りもできたし、行けて良かったです。ありがとうございました。
伊藤新道

水晶岳から赤牛岳方面を振り返る

水晶小屋から見る竹村新道