日にち:2024年9月12〜13日
山域:北ア 樅沢下降〜硫黄沢
メンバー:I垣、他1
以前、下流で白い滝を眺め、温泉に浸かった硫黄沢。今回は白い滝を登って硫黄沢を詰めてみました。
9/12 晴れ時々小雨
新穂高は平日でもほぼ満車に近い。
6時、車を出発。小池新道に向かうパーティーは平日なのにたくさんです。日差しが強くて湿度があり、気持ち悪い。
鏡池ではガスって今日も槍は見えず。
その後は小雨ぱらつく中、5時間半かけてやっと双六小屋に到着。
さらに1時間ほど登山道を歩き樅沢の下降点へ。
沢は水量が少ないのかヌメヌメで歩きにくくて気をつけて下りました。
テントを張ったらグッタリでした。
夜は早々に休みました。
9/13 晴れのち雨
朝から良い天気。昨日と同じような時間に出発。硫黄沢出合までは意外に歩きにくく時間がかかります。2時間かけてやっと出合へ。
またまた来れました、この荒れた白い景色…。水は時々温泉が混じり暖かい。日差しも強くなり、蒸し暑い。
2年前、赤岳を登りにきたとき硫黄沢の途中から尾根に取り付いたので懐かしい。ここ、歩いたわ〜!って場所がチラホラ。そうこうしているうちに白い滝が見えてきました。白い部分は全部水だと思っていたら硫黄が固まっているみたいでした。まあまあフリクションの効く緩いスラブ滝。下に荷物を置いてロープだけ持って滝の上部へ。白い水は岩から湧いているような感じでした。かなり成分が強いのか水が当たる木の枝も白くなり岩と共に固まっているところもありました。白い滝はこれでおしまいなのでゆっくりそうっとクライムダウン。ザックを担ぎ、再び硫黄沢に戻ります。
最初白かった岩は黒くなり、水も黒い。そのうち赤っぽい岩になったり土と石が一緒に固まった脆そうな岩壁になったりと、様々な変化があり楽しく登れました。長いスラブっぽい斜面を上がったら草が増えて源頭です。不思議な世界の沢でした。西鎌尾根を歩く登山者も見えてきました。水は漸く飲めそうな感じになってきて、水がなくなったところで沢靴を履きかえました。藪漕ぎもほとんどなく、12:30無事に稜線へ。
早めに上がったし今日のうちに下山することに。歩いていたら鏡平を過ぎたあたりからポツポツ降り始め、最後は土砂降りゴールでした。
硫黄が強いのでガスも心配していたけど、今回は体調不良になることもなく行ってこれました。不思議な世界を見れました。
ありがとうございました。
白い滝 ① |
白い滝 ② |
硫黄沢 |
硫黄沢 |
西鎌尾根から硫黄沢と硫黄尾根 |