能登豪雨ボランティア

日にち:2024年10月6日(日)
エリア:門前町深見
メンバー:A瀬、I垣、(K市、O田、他多数)

能登豪雨ボランティアに行ってきました。
7時に金沢を出発し、現地に9:15頃に到着。
門前町深見は、総持寺の近く崖の先にある陸の孤島。唯一の道路が先日ようやく開通して、ボランティアが入る事ができた集落です。
9:30 全体ミーティング。沢山のボランティアが入っています。全国から総勢30名くらい。他のグループに、M宅(由)さんや神戸からK山さんの旦那さんもいました!

「こちらの集落は、集団離村も選択肢として考えられています。しかし住宅が豪雨で被災されたままでは、住民が『選択』する事が出来ません。私たちが片付けをする事で、集落の景色が変わる、自分でどうするかの選択ができる、そのお手伝いになります。」
その通りだと思います。
集落の中を流れる小川は、両岸がえぐれ道が流され、右岸の道は無くなり、左岸の道もかろうじて人が歩ける状況。軽トラもミニユンボも入れず、全て手作業になります。

我々は、豪雨災害の災害ゴミを分別して、仮置き場に運ぶ仕事です。
流木と建材とプラスチック類と家財と家電と可燃物と畳とゴザとetc.が混ざって積み上がった山を、手で分別していきます。
軽トラをお借りして、荷台に積み、近くの仮置き場に移動。を繰り返す。
これを何往復も繰り返し、ようやく山が小さくなりました。
「キレイになりました~!これで路地からミニユンボを通す事が出来ます」
とお礼をいただく。

分別が終わり、他のお手伝いに回る。
こちらでは豪雨で浸水したお宅の床と壁を剥がしています。お宅の1Fの胸まで水がきた痕があり、改めてとんでもない豪雨災害だった事が分かります。
泥を落とす作業のお手伝いをして、最後に明日からの強雨に備えて納屋の入口に土嚢を積み上げる。
フ~、疲れました。
荷物を片付けて、車に乗り込み、コンビニでご褒美スィーツを購入して、金沢に帰る。

この深見集落は、29世帯、人口56人、平均年齢74歳、といういわば限界集落。
それでも、ここにはきっと、近隣の方々と力を合わせて生きる日常の生活があった。地震や豪雨に見舞われる前には…。と思うとやるせない気持ちになります。