日にち:2025年2月1-2日
山域:錫杖前衛峰
メンバー:T野、S木
2月1日
雪道で遅れるかもと遅めの7時待ち合わせとするが無事6時ごろ到着。
駐車場には既に車が4台、富山と関東から、錫杖かな?
6時半ごろS木さんまだ松本あたりという。あと1時間はかかるので雪の状況を見に行く。
ありがたいことにトレースあり、しばらくたどるがツボ足ラッセルだったのでツボ足で行くことにする。
S木さんがついて8時過ぎ出発。
錫杖の全容が見えてくる!なんて美しい、ドキドキする
1ルンゼできてる、氷ある、いい感じ!
期待と怖れで見るのが恐ろしい
トレースのおかげで11時ごろ岩屋。
テントを設営し前衛峰の偵察。
1ルンゼ基部迄トレースされており(感謝)13時頃1ルンゼ基部。
1P目は繋がっていない感じ、出だしの氷も岩から離れてて浮いてる感じ。雪もすかか。
バンドに途中までトレース付けて引き返す。
先のPは左にはいっており北沢大滝から本峰かな。
まだ時間あるので3ルンゼも見に行く。
3ルンゼは雪はついてるが果たして氷はあるのか判断できなかった。
テントへ戻り水を作って20時ごろ就寝。
2月2日
朝雪が少しつもっていた。
5時30分出発降雪の中1ルンゼ基部、6時半ころ到着同時に明るくなる。
1P目はパスすることにしてしゃくしじょうぎ(深夜特急)右手のバンドを進む。
1Pの終了点あたりまで行けるのでそこからアイスにありつこうという考え。
バンド終了点あたりに懸垂下降点があった。
そこで切ると先が見通せないのでもう少し上がる。
その先はまだ岩と草付き。S木さんに行ってもらうがノープロになるので降りてきた。
自分も再度みてみる、、うーんこのさき10m?15m延ばさないとアイスなさげ、届かなかったらクライムダウン?
せっかく研いだバイル、岩たたいてつぶしたくない、というビビる気持ちと不純な心をもち降りることにした。
3ルンゼに転戦することにして基部へ懸垂。
3ルンゼまでラッセルして10時ごろ3ルンゼで仕切り直し、
気持ち的には1ルンゼのプレッシャーはない。
1P目は胸ラッセルでなかなか進まぬがルンゼにはいると雪崩で磨かれてるから距離が稼げて1,2Pつなげて
2P目終了点まで行って切る。
そこからS木さんが行くがアイスブロックが壊れて落ちてきた。
左から攻めることもできそうだったがアイスないじゃん、想定外に状況わるし。
11時となり降りることにした。
残置して降りてきた。
濡れて重い装備とみじめな気持ちを背負い駐車場へ戻る。
所感
ミックスクライミングに対する心構えができてなかったに尽きる・
自分のひ弱なメンタルと戦略不足が露呈した。
氷のことばっか考えていた。氷に届くまでが今回の勝負所だったので全面敗北。
それでもよかったところはデータ好きなのでデータの少ない錫杖での敗戦データが2か所も増えてニコニコ。
一緒に入ってたつよつよPは中央稜と左方カンテに向かったようだ。最初からドライで考えてるんだな。
実力戦略ともに充実してるってこと。
自分のぼんくら(凡庸クライマー)ぷりがわかっていい勉強になった。
ラッセルでおわっちゃったけどつきあってくれたS木さんに感謝!
これにこりずまた行きましょうね!
![]() |
1ルンゼを遠望 |
![]() |
1ルンゼ 1P目 |
![]() |
3ルンゼ 3P目 |
![]() |
穂高 |