日にち:2025年4月19日
山域:鹿島槍ヶ岳 東尾根
メンバー:I垣、他1
泊まりで考えていたけどここ最近、日曜の天気が良くないのでビバーク覚悟で日帰り計画。
前夜のうちに登山口まで向かうが途中で地震の知らせが。大町あたりが強そう…向かっている間の余震は震度1〜2が少しだったのでとりあえず登山口で仮眠。仮眠中に2パーティーが出発していった。
3時、私たちも出発。東尾根に取り付いて急登を登っていると夜明けを迎える。雪は先週よりしまっていて歩きやすい。どんよりとした雲のため日差しが少なく気温の上昇も先週ほどではないよう。先行パーティーのトレースもあり迷わずに進めた。
一ノ沢の頭、ニノ沢の頭ではテントの跡。
徐々に雪も緩んではきているので日帰りの軽量装備で良かったと思った。
第一岩稜も緩んだ雪に怯えてロープを出す。雪がしっかりしまっていればフリーでも良いかもしれないけど私はやっぱり怖いかな…。
第二岩稜は岩がしっかり露出していた。ハーケンの残置もあり。同行者は呆気ないとガッカリしていたけど私はフォローだけど結構必死だった!
先行パーティーの待ちも合計1時間近く?あり、12:30、鹿島槍ヶ岳北峰登頂。2人とも眠さと暑さにぐったりしており、登りながら見ていたら北股本谷はそこまで雪崩がなさそうだし、ささっと降りたら行けるかなー…と下山路にしたのが恐怖の始まりだった。
先週はシリセードで雪崩を誘発してしまったので今回は流心をなるべく外しながら歩いて下る。周りを見渡すとやはりあまり良くないのでサッと抜けたいが同行者がなかなか降りてこない。やっと姿が見えて降り始めたら雪崩がきた。少し横移動したら避けれたので上を見ていたらさらに上から雪崩てきた。収まったところで一気に降りてデブリのないところまで来て休憩していると、土石流みたいな雪崩が発生。私たちのところまでは来なかったけど、地震のこともあったし、やはりちゃんと登り返して赤岩尾根か西沢まで行けば良かったと強く反省。
その後は赤岩尾根登山口まで雪も繋がっていたので山頂から車まで3時間で下山できた。気温がもっと低いときなら気をつけながら問題なく通過できたと思う。今回、無事に下山できて本当に良かったし今後はもっと慎重に判断したい。
山の神様、ありがとうございました…。
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第二岩稜を登る先行パーティー |
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鹿島槍ヶ岳北峰より剱岳 |
