雲取山・大菩薩嶺

先日、知人のJさんと関東方面の百名山を登ってきました。

日時:2025年5月11〜12日
山域:雲取山・大菩薩嶺
メンバー:S田、他1

5月10日(土)10時、松任を出発。明日登山予定の雲取山。登山口の小袖乗越駐車場は駐車台数が少ないので、早めに到着し前泊。ここまでのドライブも瑞々しい新緑が爽やかで気持ちよかった。

5月11日(日) 雲取山
駐車場を5時出発。
新緑萌える奥多摩。今日は風もなく空気が澄み切って絶好の登山日和。雲取山は東京都最高峰で唯一の百名山だけあって登山道は遊歩道のように歩きやすく整備されている。
手入れの行き届いた杉林の樹林帯は見事。鳥の巣箱が多く設置されており、種々の鳥のさえずりも心地よい。
「富士見ターン」の標識地点で突如雪を抱いた富士山がお目見え! 間近にその姿を望み、一気にテンションが上がる。
途中の七ツ石小屋からの眺めも素晴らしく、ここに泊まって富士山の眺望を楽しむ登山者も多いのだろう。小屋には丸々とした可愛い猫ちゃんが日向ぼっこをしていた。後で調べたらアイドル猫の「でんごろうさん」というらしい。
七ツ石山を越え、以降は富士山の秀麗な姿と南アルプスの峰々を見ながらの贅沢なハイクを堪能。コメツガ、シラビソを配したトレイルは洗練された明るい雰囲気を醸し出していて足取りも軽くなる。
雲取山には11時着。四方からアプローチ出来る山頂は多くの登山者で賑わっていた。
下りは約3時間、駐車場には14時頃到着。

明日の大菩薩嶺登山口までは国道411号の大菩薩ラインで移動。途中の展望台からの富士山も圧巻の眺めだった。
道の駅の丹波山温泉「のめこい湯」で汗を流し、大菩薩嶺登山口の上日川峠へ。
明日の天気予報は午前中が曇りで昼から晴れるらしい。







5月12日(月)   大菩薩嶺
4時に起床するが周りはガスガス、霧雨模様。予報では回復傾向にあるので、しばらく待機し、ほぼガスが晴れた10時40分出発。
昨日以上に歩きやすい遊歩道を大菩薩峠から大菩薩嶺へ。頂上には13時着。陽も差し、青空も覗いているが、期待した富士山、南アルプスは残念ながらずっと雲に隠れたまま。
下りで一眼レフのカメラを携えた若者パーティがいたので「いい写真撮れました?」と尋ねたら、アカゲラのアップの一枚を見せてくれた。奥多摩は結構バードウォッチングの人達も多いみたい。
比較的易しくアプローチ出来、展望や自然の豊かさを堪能出来る山として大菩薩嶺は多くの人に愛されいるんだろう。
  
今回登った2座はいずれも2000m級だが、雪は全く無い。念の為にチェーンスパイクを持って行ったが全く不要で完全に無雪期の山だった。
1日だけだったが、この時期にしてはクリアな富士山も望めて楽しい関東遠征でした。