日時:2025年8月8〜9日
山域:南アルプス北岳・間ノ岳
メンバー:S田、他1名
南アルプスが初めてのJさんのリクエストで先日、北岳と間ノ岳に登って来ました。
8月8日(金)
芦安駐車場から5時15分の始発バスで広河原へ。バスで隣の男性に「やっぱり北岳は人気ですね」と話しかけると、「コロナ禍前はもっと凄い人だった。以前来た時は一番遠い駐車場に誘導されてバス停まで30分もかかった」とのこと。彼は駒ヶ根出身で、この山行後は空木岳の駒峰ヒュッテに山岳会仲間と交替で小屋番に入るらしい。
空木岳は私が伊那の山岳会で初めての冬合宿で登った山なので、何だか懐かしかった。
今日の目的地肩の小屋までは標高差1500m。泊まり装備を担いでの山行が約1年ぶりのせいか足が重い。
広河原を6時30分に出発、ゆっくりペースで肩の小屋には12時着。
テント設営後、今日の疲れを癒すべくまったりするが、結構日差しが強くテント内は暑い。
往復30分の水場までがお花畑で、ウスユキソウ、トウヤクリンドウ、トリカブト、キンロバイ、ウメバチソウといった花々が目を楽しませてくれる。先月は早池峰山でウスユキソウを堪能したが、北岳でもこんなに群生しているんだと感激。
ただ、キタダケソウは時期を過ぎていたのか、残念ながら発見できず。
夜は満月と夜景がきれいだった。
8月9日(土)
今日は北岳と間ノ岳へ。
4時にテン場出発。強風に抗いながら4時45分に北岳頂上へ。ご来光待ちの登山者達がカメラを構えている。
富士山のでっかく秀麗な山容、顕著なトンガリの鳳凰山のオベリスク、甲斐駒、仙丈ヶ岳を望む。北岳山荘を経由し間ノ岳へ。この稜線も絵に描いたような美しいラインだ。
間ノ岳には7時30分着。まだ視界は良好だったが、肩の小屋に戻る途中から徐々にガスに覆われる。
肩の小屋には10時30分着。北岳では固有種タカネビランジの可憐な花が見られた。
テント撤収後、広河原へ下山。下り坂の天気予報にもかかわらず、続々と登山者が上がって来る。やっぱり北岳は人気の山だと再認識。
14時30分広河原着。最終バスは16時40分だが、乗り合いタクシーがバス代程度で利用出来、15時発で芦安駐車場へ。駐車場前の白峰会館で入浴と食事を済ませて帰宅。
北岳、間ノ岳ともに久々に訪れることが出来た。Jさんは先日も鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳を1人で登って来たとのことで、百名山を着々と踏破中。最近はゴルフよりも山にハマっているJさんのおかげで私もいろんなエリアの山歩きを堪能している日々である。