日にち:2025年10月28日(火)
山域:瑞浪
メンバー:T野、他1
ジムで知り合ったTさんがクラックを登るという、しかし火水休みだというので(汗)、一度機会を作ろうと代休を火曜日にして瑞浪に行った。
アタックナンバーワン・ゆうことやよい をRPするつもりだった。
かなり雨が降ったあとのようで秀頼コーナーでアップしたら上部がじっとり湿っていて状態は悪い。
これはクラックはだめかとゆっくりすることにして、原住民をTRでトライしてみてやっぱり登れない(全然届かぬ)を確認。
エースをねらえをTRで、わたしは一度、Tさんは2度登った。Tさんは初めからトップアウトしていたのでなかなかのもの。
それからアタックナンバーワンに移動。RPトライするつもりだったが濡れてるかも?とビビりやっぱりRPかけて一度やってみた。
カムのセットに悩み、そっちに気がいってじたばた登る。
2回目もまだびびってTRで登る。このときはあっさり登れたが集中してたら中間カムセットするのを忘れた。
3回目、まだカムセットが不安、、でも完璧を期してRPトライをするのも間違っている。登れる可能性があるならRPトライすべき。意を決してロープを抜く。3回目が一番安定して登れた。RPできてほっとした。
最後にもう一度エースをねらえを登る。
金沢へ戻る車の中で、私はなぜか学生時代の部長”ウヨク”の話をした。Tさんの息子さんが自分と同じ学生寮に住んでいて山岳部と聞いたので、探検部の部長だった”ウヨク”の話をした。20時ごろかな。
そのあと21時半ごろ”ウヨク”は逝ったそうだ。翌朝LINEで告げられた。
”ウヨク”が部長の時、冬は硫黄尾根に、夏は黒部の北又谷に連れて行ってもらった。研究室に行って本名ではなく”ウヨク”さんいますか?と聞くと研究室の人がちゃんと呼んできてくれたのには少し驚いた。研究室でも”ウヨク”なんだ??”
ウヨク”がリーダーをする山行には不安感がなかった。
「T野は登れるかどうかじゃなくて落ちた時のことを考えろ」、と注意された。
しかし「山登りは危ないと注意したやつが先に死ぬ」とも。あの注意はなんだったんだよ、と腹が立つ。
一緒に山へ行けたことへの感謝と生まれながらのリーダーへ、尊敬をこめて見送らせてもらいます。