白山 石徹白~別山

日にち:2025年12月25〜29日
山域:別山
メンバー:I垣、他1

この年末は石徹白から別山を計画しました。早め出発で決行して年内に下山しようと予備日含め7日で計画をしました。

12/25  雨
翌日は強い冬型気圧配置の予報だったので雪の少ないうちに神鳩の避難小屋まで行ってしまおうと傘をさして8時半、中居神社を出発。登山道に入ってからは、下山で視界不良、ノートレースの降雪の可能性を考えてテープをつけながら上がる。1200m辺りで傘をデポするが小屋に到着する頃にはずぶ濡れだった。14時頃に到着。小屋の中でテントを張りガスを焚いて濡れたものをしっかり乾かす。強風が吹いていて翌日は停滞かなと思いながら休んだ。
傘をさして出発

12/26  曇りのち風雪
朝方、風が少し弱まり厚い雲の下に朝日が覗く。擬似好天だろうけど少しでも距離を稼ごうと7時半、出発。11時くらいから本格的に雪が降り始め視界もどんどん悪くなっていった。一の峰に着いた頃から迷って何度も方角を確認するようになったため、まだ12時をまわったばかりだったけどニノ峰の登り手前でテントを張る。テントの出入りにも雪は吹き込んですぐ濡れるし、テント内の結露はどんどん凍結していて古い冷蔵庫にある製氷器みたいだった。雪はどんどん降り、寝る前に除雪をして休む。足首から下が冷たくてなかなか眠れない。言葉には出さなかったけど、多分お互いに敗退の可能性を考えて不安な夜を過ごした。
どんよりした朝日でした

1時間ほどはお天気良かったけれど…

視界不良になり、その後雪も酷くなる


12/27  小雪
朝の視界もさほど良くない。でも、これから良くなるはずだからと7時半に出発。膝〜腿ラッセルになっていてなかなか進まないけどここはグッと我慢の時間。かなり視界が悪いのでテープも短い間隔でつけていく。それでも10時過ぎに三ノ峰の避難小屋に到着できた。前に三ノ峰に年末来たときは板が打ちつけてあったけど今回は中に入れた!やったー!!2人で感動して今日はここで泊まることに決定。時間が早いのでアタック装備を整えて11時に出発。風はどんどん強くなり、別山平辺りからは視界もさらに悪くなり、翌日再度アタックすることにした。14時前に小屋に戻りテントの準備をしていると、何と人が入ってきた。5人パーティーの大学生。私たちと同じルートで今日入山したらしい。若いって、すごい。

少しずつ回復してきているかな…

別山平


12/28  晴れ
5時半すぎに小屋を出発。雪煙が時々小さな竜巻みたいになっている。別山平で日の出を見たかったけどガスで視界はイマイチ。別山平から先は風が強くなり、気をつけながら最後の登りを進む。
8時10分、別山登頂。風が強くて寒いので写真を撮って景色を目に焼き付けたら下山開始。
大学生はこれから本峰を目指すらしいのでここでお別れ。
別山平あたりまで来るとかなり風は弱まり気持ちの余裕も出てきた。稜線からの景色が本当に素敵で、これまでの頑張りが報われる。
三ノ峰の避難小屋に戻りパッキングをしたら下山開始。昼からは雲が増えたけど歩いたルートとトレースがよく見えて楽しい下りだった。
15時半、神鳩の避難小屋に到着。初日みたいな風もなく静かな夜を過ごせた。

朝日の御手洗池




別山山頂からの御前ヶ峰

山頂から少し下って別山を見上げる

別山平から別山

12/29  晴れ
7時半に出発。小屋から先は薮が少し煩かったけど降雪はそれほど多くなく、迷うことはなかった。林道に出たらホッとしたけど道が凍結している箇所もあり、気をつけながら歩いた。
10時半、中居神社到着。

今回は2人という少人数でパワー不足だろうと思ったので、予め神鳩の避難小屋に燃料や食料をデポさせていただきました。予想以上に雪が少なかったこと、デポがあったことで停滞への気持ちの余裕を持てたこと、ちょうどアタック日を晴天のタイミングに持ってこれたこと等、様々な好条件に恵まれ無事に登頂、下山できました。短い間隔でお互いに確認しながらテープをしっかりつけたことも良かったです。反省点は食料を持ちすぎてザックが重くなったこと。
すごく体力がなくても、そんなに早く歩けなくても、自分たちの力量や気象をしっかりと把握して必要な準備と計画をできれば、可能性はあるのだと実感できた山行でした。嬉しかったです。
ありがとうございました。