【山行報告】三方崩山・十石山

日時:2019年4月6日(土)~7日(日)
山域:白山系・三方崩山、平湯・十石山
メンバー:T原、H多(7日のみ)、他1

この土日は、愛知の友人と五竜の初級バリエーションを計画していましたが、アタック日の日曜日は天気が荒れる予報でとりやめ。

白川郷で滑ろうという事になり、トヨタ自然学校に朝集合して、予定していた野谷荘司・白谷を麓から眺めると、下部は雪が無く苦労しそう。
翌日に登るつもりだった三方崩山に転戦。
白山の岐阜側登山口、平瀬道に続く林道は冬季閉鎖中。ゲート前に車を停めて、しばらく林道を歩き、三方崩山・大ノマ谷にアプローチ。ここもやはり下部に雪は無く、2年前の同時期に来た時と景色が全く違い、危うく通り過ぎそうになった(笑)
谷の下部をヤブ漕ぎして、スキーシールで300mほど登ったら、デブリに行く手を阻まれる。たぶんこれ以上はデブリランド…ここにスキーをデポして、登山に切り替える。デブリランドの中を歩き、雪壁を登る。
好天で気温高く汗ダラダラ…それでも2000mの稜線に出たら風は冷たい。
白山がドーン!…と見えるかと期待したが、手前の奥三方岳にほとんど隠れて、頭が少し見えるだけ…どおりで人気の無い山なんだと納得(笑)山頂直下はデブリも無く良い斜面。スキーを担いでくれば良かったと後悔...来たトレースを引き返し、デポしたスキーを履き、お楽しみの滑降も、悪い雪で楽しめず。林道含め標高差1400mには疲れた。










白川郷は諦め、翌日曜は平湯の十石山へ、雪を求めて大移動。最寄りの道の駅で車中泊。
この日は松本のH多さんも合流し、白骨温泉からのアプローチ。やはり標高が高いので雪は豊富。
午後から雨予報なので急ぎたいが、昨日の疲れとモチベーションの低さから、ペースが上がらず…急登あり細尾根ありだが、シールで登りあげる。途中から粉雪がチラつきはじめ、稜線近くになると、強風横殴りの吹雪。
2500mの山頂はホワイトアウト。山頂を踏み、すぐに引き返す。メンバーがはぐれないように注意しながら降りる。
樹林帯に逃げ込み、ここでやっとシールを剥がす。尾根滑りをしばらく楽しむが、ほどなく標高が低くなると雪が重く、湿り気たっぷりで滑りも悪くなる。また傾斜の無い大地はストックで漕ぎ、我慢の滑り…今日も疲れた…




春のスキーは毎回疲れる…やはりパウダーシーズンが恋しい。