北陸地区雪崩講習会

毎年、石川県連、富山県連、福井県連、新潟県連で協力して開催している「北陸地区雪崩講習会」を実施しました。
めっこ山岳会からは、講師として3名が参加しました。

日程:2021年12月12日(日)
場所:富山県 国立立山少年自然の家
参加者:基礎コース18名、コンパニオンレスキューコース4名、講師・スタッフ17名

昨年は新型コロナのため開催を取りやめ、一昨年は雪不足のため実技講習会は中止。という事で久々の開催になりました。


最初は島田先生の講義から始まります。
実際の事故事例から、雪質や地形のお話につながって分かりやすい講義です。

基礎コースは、午後からはビーコンの操作方法の基礎を学びます。

雨が降り出す前に、外でビーコン操作を習得してもらいます。
コースサーチからファインサーチを繰り返し。

プローブの組み立てから、スパイラルプロービングを学んでもらいます。

コンパニオンレスキューコースは、別室でロープワークを学びます。

基礎コースは室内に戻り(ちょうど雨が降ってきました)、班に分かれてディスカッションを行います。
事故事例を元に、この雪崩事故の原因は?どうしたら防げたか?自分ならどうするか?などを各々で考えながらお話をします。「正解」を決めるのでは無く、「考える」事が大事なのです。

「雪崩エアバッグ」のデモンストレーションも実施しました。
こちらは、バッテリーでファンを回してエアバッグを展開する機構になっています。

かなり充実した講習会が開催できたのではと思います。
次は、2022年1月23日に実技講習会になります。
今年は雪が降りそうなので、無事に開催できるといいです。