「山高きが故に貴っとからず」

 

トンボソウ(ラン科)

登山時報2022No.570号をいただきました。
白山5選、現役の皆さんの力作です。これでめっこの名は全国に知れわたったようですね。

私はもっぱら歩き主体の山行ですが、白山の登山道と名の付くところはほとんど歩きました。 ただ、一か所だけつながっていないのが、越前禅定道の法恩寺~和佐盛~小原峠です。 数年前にN野さんらと行く機会があったのですが都合が悪く同行できませんでした。 今回、I垣さんの記事を読んで繋いでおきたい気持ちが高まりましたが、最近の体調を考えるとあきらめざるを得ません。 
今は、気が向いたときに、医王山周辺の草木の定点観察に行くのが関の山です。
毎回同じコースですが、1週経つと草木は変わります。咲く花もあれば散る花もあります。そして季節の香りも変化していきます。その移り変わりは人の営みに似ています。そんなの山の香りに触れるだけで心が満たされます。

暑くなってくると、こんな低い山を訪れる人は少なくなりますが、逆に人に合わなくてここを独占した気分で気持ちが良いです(ただ、怖いのはクマだけですが.....)。

先々週、撮ったラン科のトンボソウです。ラン科はこれからアケボノシュスランが開花してきます。
これも楽しみのひとつです。
 
ベテラン会員のO田さんから近況の報告をいただきました。
まさしく、「山高きが故に貴っとからず、樹有るを以って貴っとしと為す」
というステキな山との向き合い方をされているな、と思います。