荒島岳 ヨツシロザコ右稜

日にち:2023年1月11日
山域:荒島岳 ヨツシロザコ右稜
メンバー:I垣、他1

朝、まだ暗いうちに集合したのに寒くてなかなか車から出られず…。
6:40、勝原登山口を出発。まずはシャクナゲ平へ。トレースもバッチリでアプローチは良いのですが意外に長い。
8:55、既に疲れてぐったりしながらシャクナゲ平到着。白山が美しい。
装備を整えたら初アイゼンワカンで出発。ここからは登山道を外れていきます。去年行った大ワサビ谷をトラバースし、横谷を少し上がると取付きへ。重く深い雪に足を取られ見えてからも思った以上に時間がかかる。結局、登攀スタートは10:50。塵雪崩の雪が舞う中を小さなルンゼのトラバース。タイミングを見ながら進む。今回は最初からダブルピッケル大活躍。最初の200〜300mほど、第二岩峰までが核心らしく等高線も細かい。雪がどっさり乗ったブッシュの雪をどかしながら掴み、たまにシャクナゲを掘り出して手繰り寄せ、必死に上がる。腕がパンプしている。足元は雪しかないことが多くて抜けてしまいそうになるのを誤魔化しながら上がっていく。第二岩峰は岩がポロポロ剥がれるので岩を登るのを諦めて、今回はパワフルな木登りバージョンで上がり私はフォローでついていく。それでも木と薮に阻まれてなかなか乗っ越せない核心部ではフォローでも苦戦。
その後は傾斜は少し緩んだものの、しっかりと雪が乗ってやはり足元が抜けたりするので全く気を抜けない。気温は低く雪は重いけどサラサラだからピッケルも効きにくかったりする。疲れ切った身体でなかなか上がれないけど目の前のヒメマチ稜や町の田んぼがよく見える。勝原からとは全然違う風景で、白い雪と青空、少し夕暮れに近い日差しが本当にきれいでした。
16:05厳冬期といってもいいのか⁉︎荒島岳に初登頂。夜になっちゃうので急いで下山です。
シャクナゲ平で休憩しているうちに白山が赤からピンク、最後は紫に変わっていく。こんな素晴らしい日に、こんな面白い山行をできたなんて、新年早々ありがたいことです。最後はヘッデンで18:00下山。
体力つけなきゃなーと痛感しました。
素晴らしい1日を、ありがとうございました。