霞沢岳・中千丈沢(アイス)

日にち:2023年2月11~12日
山域:霞沢岳・中千丈沢
メンバー:T原,H(OB)

当初御在所のアイスを計画していたが、あまり氷の状態が良くないと聞き、どうせならダメ元で中千丈沢に行ってみることにする。
中千丈沢はあまりこの時期の記録が無い。氷が雪の下になっているからなのか、氷がまだ発達していないのか…
ラッセル覚悟でワカンを持つ。また谷の中を歩くので雪崩装備も準備する。

1日目、坂巻温泉に車を置き釜TNを歩きアプローチ。中千丈沢を沢通しで歩く。うっすら踏跡が残っていて最近誰か入ったようだ。しかし予想通りのラッセル。脛膝くらいでたまに腰。
昼前にZ滝に着く。下半分は十分登れそう。しかし上半分は氷が繋がっていなかった。時間も時間なのでとりあえず登っておく。雪が深く取り付くのにも苦労した。最近気温が高いせいか湿っぽい氷。アルミスクリューが入らない。予想はしていたのでスチールを揃えておいて正解。下半はまあまあ立っているのでT原のへなちょこな腕には堪えた。
またラッセルして奥に行くのはしんどいので、今日はこの1本で終了。明日は踏跡で楽々アプローチできるだろう。
テントに戻ってHさんが用意してくれた豚鍋を食して就寝。

2日目は寝坊…慌てて準備して向かう。ラッセルがほぼ無いので楽ちん。途中後ろから若い2人組パーティが追いついてきた。ラッセルのお礼を言われ、一角獣をやりにきたという。Zから先はノートレースであることを伝え、先行してもらう。
一角獣の1P目左側をHさんがリード。スクリューを使い切るほど頑張った(笑)一角獣は先行Pが居たので登らずにジョーズに取りつく。あらためてジョーズを見ると幅が広くスケール感のある氷だと惚れ惚れ。右側を登る。落口(?)は氷が薄く氷の形状も複雑でちょっとヤバかった。

一角獣の3Pの氷柱の状態は、上部の氷が細くてヤバそうだった。しかし、かっこよく天を指している。また3月あたりに登りに来よう。

釜TN出口にザックをデポ。じゃんけんして負けたHさんが車を取りに行く。ラッセル覚悟のちょっと緩いアイス山行となった。