比良山系 打見谷、中谷αルンゼ

日にち:2023年2月14〜15日
山域:比良山系 打見谷、中谷αルンゼ
メンバー:I垣、他1

北陸の山に行きたかったけど天気が良くないので滋賀県まで逃げてきました。

2/14 雪 打見谷
時間が早くゲートが閉まっていたので車は志賀駅に停めてスキー場まで歩きます。スキー場駐車場では警備員さんもいて平日なのになかなかの賑わい。駐車場の脇から打見谷へ続く林道に入ります。林道は途中まででその先はうすい踏み跡を歩き堰堤を5コほど越えたら入渓ポイント。ここでギアを装着しアイゼンをつけます。
最初は3mの小滝。水が流れているので濡れないように左端から取り付く。逆層スラブ気味でさらに土はもろく、手がかりが少ないのでなかなか乗り込めない。さらに小滝を越えたら次は2段10mの滝。右岸から巻く。次は2段15m紅葉滝。これも右岸から巻く。次は10mスラブの浪滝。滝を必死に巻いて、核心終わったなーと呑気に地図を見るとまだ半分くらい…。10mのお助けロープが大活躍でした。クライミングみたいなルートを選んで遊びながら登り、スキー場にポコっと出て山頂です。思ったより時間がかかったのと山頂付近はやはり風も強くて寒い。1番近いキタダカ道から素直に下山。ところが登山道はカチカチのトレースの上にうっすら雪が積もり、とても歩きにくい道になっていました。志賀駅に戻り登山口でテント泊。

2/15 雪 中谷αルンゼ
夜中ずっと降っていた割には10cmくらいしか積もってないみたいでホッとしました。
今日は中谷に続く林道に車を停めてスタート。
取付きまでも割と近くてあっという間に着きました。
おぉ、今回はスタートから結構白いぞ〜。
最初の小滝は前回もフリーだったけど割と細かくてヒヤヒヤしながら登った覚えが…確かしっかりしたガバみたいのがあったはず…とハンドルの木の根を探し出し上がる。前回、カムを使って突破した箇所は今回も活躍。でかいチムニーは雪に埋もれ、今回は登れず。小滝でロープを出したときに空身で上がることになり、ワカンもあるから重いかなと思ったけどそうでもなかったので2人分背負って上がることにしました。核心部がなかなか抜けれなくて苦戦しました。
上部に上がるにつれて谷が狭くなるせいか吹き溜まりの雪もやや深くなります。それでもワカンをつける選択肢はないくらいの深さと谷の感じでした。
クロトノハゲに出て登山道に合流すると、視界もよくないし軽く吹雪いてるし、大人しく今日もキタダカ道から下山。昨日とは同じルートと思えないようなノートレースのふわふわラッセルでした。

寒波で悪天候予報だったけど楽しい比良の山旅でした。ありがとうございました。
ラッセルしたり

岩を登ったり


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